東京都江戸博物館~東京に生きた縄文人2021年10月12日

久しぶりに東京江戸博物館を訪れた。
特別展の「縄文2021―東京に生きた縄文人―」が開催されている。

東京という地域に焦点をあてた縄文についての展覧会は、1986年(昭和61)「東京の遺跡展」(銀座ソニービル)で開幕して以来、35年ぶりだそう。

多摩ニュータウンの遺跡から出土した縄文時代中期とされるビーナス(土偶)や、丘陵人(おかびと)の肖像(顔面装飾)、鳥形把手付深鉢形土器や様々な土偶の数々。

雪谷や大森の貝塚など、身近なところで発掘された遺跡は知っていても思い出すのは貝の蓄積した地層などで、土器やその具体的な出土品は見るのは初めてのこと。毎週通っている町田の西部地域でも忠生遺跡をはじめ多数の集落跡などの遺跡があることを知る。

身近な地域で縄文の痕跡が多数あることに驚くとともに、資料や具体的に再現されたものは考古学的にとても楽しい展示でした。

同じに開催されている企画展「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」では、新たに開業した高輪ゲートウェイ駅周辺から発見された線路の遺構「高輪築堤」についての資料、江戸の歴史を語る瓦版や絵巻、東京のスケッチ画など…こちらも見どころ満載です。

緊急事態宣言が解除されたタイミングで修学旅行なども再開されているようで、今日は各所からの学生たちが館内を回っていました。とはいえ、観光客が多くいる週末でもないので、企画展内は人もまばらでゆっくりと観覧できました。

東京江戸博物館
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/32188/jomon2021/

写真はFBに掲載
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4602339343159318

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