地平線が丸く見える家2022年01月09日

本年もよろしくお願いいたします。
昨年末に突然のことですが、一昨年に続き新居に移動しました。

東京の拠点で引っ越しをする予定など全くなく、新築中の大磯の家の荷物もまだ移動していない中、家の広さや各所への移動距離や入居予定など全く考えも及ばないくらいのロケーションに出会ってしまったのです。

内覧をすることになったのも偶然で、リニューアルしたての部屋があるという情報をいただき、ライブの撮影に行く経路途中にあったこともあり、ちょっとだけ周りの環境や雰囲気を見るだけのつもりで立ち寄ったのでした。

撮影に行っても、その部屋が忘れられずに帰り際に外出先より申し込みを入れたのも12月半ば…もちろん引っ越しも年末になったのでした。そして、現在も片付けながらの移動中。

旧居のまわりは静かな住宅街でしたが、コロナ禍で自宅で過ごす人や時間も増えたせいか、深夜まで限度を超える人による騒音があったことも確かでしたが、こんなに早く移転するとは自分でもびっくりです。

新居はコンパクトになりましたが、フロアが1階だけのため2階や3階建ての家とは比べ物にならないくらい、よい年になった私には動線がかなり楽になりました。高層階に住むのはあまり好まないので、高台にある建物でエレベーターがなくても階段で移動できる程度の階なのも決め手になりました。

まだまだ写真を撮る余裕はありませんが、方角の例としては房総半島からベイブリッジ~ランドマークタワー、大山から富士山~丹沢~遠く雪をかぶったアルプスまで、裏手までまわると遠くほぼ360度の地平線が見え、もちろん人工的な夜景まで視野にはいってきます。

左手に見える朝日で輝くビル群などよりは、右手の富士山が朝焼けでだんだんくっきりとしてくる様と、冠雪で遠くのアルプスや周りの壮大な山々の陰影が際立ってくるのを見るのが楽しみです。夕日の沈む時間…ほんのわずかなブルーモーメントの瞬間を捉えたり、運がよければ来月にはダイヤモンド富士にも遭遇できるかもしれないとワクワクが止まらない新年早々でした。

熱海 伊豆山の景色が崩壊2021年07月04日

集中豪雨で熱海の伊豆山地域の住宅街が土石流に流された。

その映像に見覚えがあり驚いた、伊豆山は家族が長期滞在することも多い温泉地。自分たちも伊豆山神社の近くに毎月のように訪れていたこともあり、濁流が流れた場所は熱海駅方面に買い物や食事に行くときにいつも通っていた道。黄色い角の建物は、すこし前まで農協の金融機関があったところ。すぐ横の駐車場のあったところまで流されていた。その上の道は美術館を通り姫の沢公園や峠を越えて箱根方面に向かう道に続いている。

多数の家や人たちが土砂に埋まる、あっという間の瞬間の映像に心が凍る思いがした。まだ行方が知れない人たちの捜索も、雨の中の手作業での作業が連日続いている。不安定な気候と足元の悪い土砂の中、捜索されている方には感謝するばかり。関係者のみなさまの心身の疲労もはかり知れないだろう。

地形が崩れていて、あの地域の復旧はどうなるのだろうと思う。人災の可能性もあるようで調査も入っているけれど、住民のみなさんが普段の生活に戻れるにはかなりの時間がかかりそうだ。心より平穏な日々が戻るように祈りたい。

完熟の梅をコニャックに漬ける2021年06月10日

コニャックで梅酒を作る
梅の実の収穫時期が来た。

今年はコロナの影響もあり、新潟の家の梅の収穫は控えて市場で入手した梅を使うことにする。

いつも訪れる神奈川の直売所で見つけたのは、一般には出回らない種類の木の上で熟したもの。朝収穫したばかりのちょうどよい頃合いの梅が手に入った。少し黄色くなってきたところで、まだ柔らかくはなく、青梅よりも香りが楽しめる。

梅酒は焼酎よりもブランデーで漬けたものが好きで、毎年作っている。
今年は引っ越しの荷物の整理後ということもあり、いただきもののコニャックがいくつか飲みかけたまま残っていたので活用することにした。

東京も暖冬がちな近年、暖かい部屋で温まりながらコニャクを傾けるなんてシーンもなくなってきた。それにあまり度数の高いアルコールを処理しきれない年齢にもなってきたようで…。

いくつかの1Lから2Lくらいの保存瓶に入れるのは、一度冷凍した梅とエキスが抽出できる最低限の割合のハチミツとコニャックのみ。

あまり甘くすることなく香りを楽しみたい。今年涼しくなるころにはテイスティングができるかな、そしてさらに熟成させる。

湘南地域は海風が吹く高台が多く、気候が温暖なせいか、梅や柑橘類の種類もたくさん栽培され、一年中何かしらの果実が手に入るのがうれしい。我家の冷凍庫には、氷かわりに使うクラッシュした柚子を絞った果汁や檸檬や湘南ゴールドの輪切り、くし切りといろいろな用途に合わせて生の果実と一緒に常備してある。そろそろ柚子クラッシュに焼酎と炭酸の季節かな(笑)

湘南大磯の自宅 解体2021年04月05日

湘南 大磯の家の解体
湘南の大磯の自宅の解体が始まった。

先代が建てた家も数十年の年月を重ね、壁にヒビがはいり、屋根の瓦の隙間から雨が染み出すようになっていた。基礎の柱も一部朽ちてきて、各所少しずつ修繕を重ねてきたけど住むには不具合が多くなってきた。

誂えた建具や照明、窓枠など、処分するのはいろいろと思い出もあるがこの先使わないものを取っておいても仕方ない。それでもたくさんの残っている荷物は寄付をしたり、次の人に活用されるように時間をかけて家族で処分した。世田谷の自宅の引っ越しと同時期に重なったのも一度に力を使ったけどよかった面もあり、すべてなるようになるのだろう。

2月に移植した枝垂れモミジに赤い葉がついてきて一安心。

長く住んでいて、海を眺めながらの食事にも慣れてくると、海の風景よりも今日の天気ほうが気になったりして…。


写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/media/set/?vanity=harumi.maezawa.1&set=a.3843520265707900

乗馬倶楽部にて初騎乗2021年01月04日

今日は馬場にて初乗り。
(会いに行くのは馬…今までと変わりない頻度で乗馬は継続)

馬と向き合う…ただその背に乗るだけでなく騎座と手綱の握りだけで会話をしながら折り合いをつけていく。

人馬共に程よい手綱の張り具合と背中に負担にならない人の動き。
手綱は強く引くでもなく緩めるでもなく…そして指の握りだけのコンタクトで意思の疎通を試みる。

長年続けていても、その日の馬の調子や自分の体幹バランスの崩れから微妙に状態は変わり、騎乗するたびにその日を振り返るけど同じ状態は二度とない。

毎回、折り合いをつけながら理想的な動きを作り、きれいな図形運動ができるようにトライしつづける。

新居にて新年を迎える2021年01月01日

昨年は年初から新型ウィルスの影響で世の中が変化を続けているけど、無事新居にて新年を迎える。

自分の生活の中では基本的に仕事はテレワーク、出かける先は自然の中か人の少ないところ、近くで向き合うのは馬、友人とのやりとりや買い物もオンラインが主という普段の日々。そのせいかあまり日々の生活に変わりはなかった。

30年以上前から打合せやコンサルティングの顔合わせ以外の仕事はほぼテレワークで旅先にもPC持参。当時はモジュラージャックの接続環境がないところ(山間部)では公衆電話での接続などということも…テレワークのためのオンライン講座の開設なども今となっては懐かしい。

そうとはいえ、世間の状況とは別に夏以降は怒涛の日々の連続だった。昨年夏、湘南の自宅の建て替えが決まり、荷物を整理しながら東京の家に運び込んだところで、東京の家の解体が決まるという…予想もできない展開に…取り壊しのため不要なものはすべて置いたままでの引っ越しができる状況になり、思わず良い結果になる。

引っ越しは仮住まいも含め3回目だけど、荷物の整理というのがいちばんの難題で処分する時間のないものは置いていけないので持ってきたのが現状。今回はそれらをすっきりと整理できた。

家族構成も変化し、先々自分でできることにも限界がある。
今回は自分たちで運べないものは持ち込まないことにし、家具や収納類も自分で持てるか重いものはキャスターを付けられるか分割できるものだけチョイス。
(両親の家などを整理していて、残されたら悩むものがあることを知ったこともある)

その間、猛暑日が続く夏、家族が増え、一時的に入院するものあり…数年分の作業が一気に押し寄せたような昨年後半が終わった。

今年もまだまだ余波は続くけど、基本的に人のいるところには行かない日々だったので、乗馬も美術鑑賞も続けられているのがリフレッシュできる時間。また今年もこうしてあっという間に日々がすぎていくのだな~。