自宅テラスよりモルゲンロートを眺める ― 2022年04月09日

昨年末に東京世田谷の拠点の引っ越しが終わって間もなく、大磯の自宅も完成を迎えた。まだまだ荷物の整理や移動、生活の動線を整える作業が少しずつ進行し続けているけど、日々空の色や雲のかたち、山々の景色が変化し続けていることが気になってしかたない。
ここ数年、朝方は夜明けと共に起床するようになっている。
今日はテラスにでると、アルプスの山並みがきれいなバラ色に染まっていて言葉を失った。
自宅から遠くのモルゲンロートを眺められるなんて…
キッチンから見える富士山の周辺も、めまぐるしく変化する毎日だけど、こんなにきれいな天然色の風景が広がっていることに朝からすがすがしい気分になった。
あー、こんな風景を山の上から観たいのだけどな~しばらくは家族の都合でお預けになっているが、まぁこんな時期もあるということで…山の朝のピンとした空気感だけを思い出すことにする。
あと、月や太陽の動き(動くのは地球だ)に気づくことになるという話は次回に…。
ここ数年、朝方は夜明けと共に起床するようになっている。
今日はテラスにでると、アルプスの山並みがきれいなバラ色に染まっていて言葉を失った。
自宅から遠くのモルゲンロートを眺められるなんて…
キッチンから見える富士山の周辺も、めまぐるしく変化する毎日だけど、こんなにきれいな天然色の風景が広がっていることに朝からすがすがしい気分になった。
あー、こんな風景を山の上から観たいのだけどな~しばらくは家族の都合でお預けになっているが、まぁこんな時期もあるということで…山の朝のピンとした空気感だけを思い出すことにする。
あと、月や太陽の動き(動くのは地球だ)に気づくことになるという話は次回に…。
箱根に小旅行 (駒ケ岳~宮城野に) ― 2022年04月07日

家族で箱根に小旅行に行く。
この時世で在宅時間も長くなり、頭と連動しているからだの機能が衰えてはいけないと今回は両親同行で散策にでた。
最初は、箱根登山線入生田駅近くの長興山紹太寺から。
ここには、小田原市指定天然記念物にもなっている、まるで流れる滝のように垂れ下がる見事な枝垂桜の大木がある。樹齢約350年、樹高約13m、株元の周囲が約4.7mもある。
そして、自分の脚で麓からもう登ることはないけど山が好き…本当は高いところが好き?? ということで、ロープウェイで駒ヶ岳山頂に行く。
到着して歩いても駅までかと思われたが、二人とも躊躇なく山頂の元宮(箱根神社の奥宮)までの階段を登っていったのにはびっくりした。80代半ばになってもまだまだ歩けるものだな(写真は下山時)。
いつものことながら、今までからだを動かしていた人にとって体内の可動域が狭くなっていることに自分で気づくと修復は早いものだと思う。
帰途は温泉が待っていてくれるのが何よりということで滞在先に向かう足も軽やかに…。
--- 駒ケ岳説明より ---
駒ヶ岳は北に霊峰神山を拝し、山岳信仰が行われたところ。その起源は、今から凡そ2400 年前、 聖占仙人が、神山の山神の威徳を感應し、駒ヶ岳山頂に神仙宮を開き、神山を天津神籬とし、駒ヶ 岳を天津磐境として祭祀したのに始まるといわれています。
この時世で在宅時間も長くなり、頭と連動しているからだの機能が衰えてはいけないと今回は両親同行で散策にでた。
最初は、箱根登山線入生田駅近くの長興山紹太寺から。
ここには、小田原市指定天然記念物にもなっている、まるで流れる滝のように垂れ下がる見事な枝垂桜の大木がある。樹齢約350年、樹高約13m、株元の周囲が約4.7mもある。
そして、自分の脚で麓からもう登ることはないけど山が好き…本当は高いところが好き?? ということで、ロープウェイで駒ヶ岳山頂に行く。
到着して歩いても駅までかと思われたが、二人とも躊躇なく山頂の元宮(箱根神社の奥宮)までの階段を登っていったのにはびっくりした。80代半ばになってもまだまだ歩けるものだな(写真は下山時)。
いつものことながら、今までからだを動かしていた人にとって体内の可動域が狭くなっていることに自分で気づくと修復は早いものだと思う。
帰途は温泉が待っていてくれるのが何よりということで滞在先に向かう足も軽やかに…。
--- 駒ケ岳説明より ---
駒ヶ岳は北に霊峰神山を拝し、山岳信仰が行われたところ。その起源は、今から凡そ2400 年前、 聖占仙人が、神山の山神の威徳を感應し、駒ヶ岳山頂に神仙宮を開き、神山を天津神籬とし、駒ヶ 岳を天津磐境として祭祀したのに始まるといわれています。
越生梅林で満開になったフクジュソウ ― 2022年03月11日

関東三大梅林のひとつでもある越生梅林を訪れた。
白加賀・紅梅・越生野梅など約1,000本の梅の木が植えられているそう。
ここ数日は気温も上がってきて、7~8分咲きくらい。
樹齢650年になるという「魁雪(かいせつ)」と名付けられた古い梅の木が鎮座していました。
古くなると捻じれてくるという幹が生命力を感じさせます。
写真のキラキラと春の陽気に輝いているのは、茎が伸びて満開になったフクジュソウ。
梅だけでなく、蝋梅やフクジュソウなども満開になり春の陽気にちょうどよい散策日和でした。
平日の散歩がいいな~。
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=5051269621599619&set=a.5051277604932154
白加賀・紅梅・越生野梅など約1,000本の梅の木が植えられているそう。
ここ数日は気温も上がってきて、7~8分咲きくらい。
樹齢650年になるという「魁雪(かいせつ)」と名付けられた古い梅の木が鎮座していました。
古くなると捻じれてくるという幹が生命力を感じさせます。
写真のキラキラと春の陽気に輝いているのは、茎が伸びて満開になったフクジュソウ。
梅だけでなく、蝋梅やフクジュソウなども満開になり春の陽気にちょうどよい散策日和でした。
平日の散歩がいいな~。
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=5051269621599619&set=a.5051277604932154
東京都庭園美術館「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」 ― 2022年02月20日

今年最初の美術展鑑賞は、ポンペイ展。
それから、 メトロポリタン美術館展~ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールの修復画・17世紀オランダ絵画と内容の濃い展示を見る機会が続いた。
先日は東京都庭園美術館にて開催されている「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」を訪れた。
展覧会案内の表紙写真はヤン・ファーブルの作品
《Hals Pantser》1996-2002年
金沢21世紀美術館での船越桂との二人展や「あいちトリエンナーレ2010」などで来日したこともある、ベルギー出身のヤン・ファーブル。曾祖父であるアンリの「ファーブル昆虫記」に影響を受けていたのはもちろんのことだけど、ヒエロニムス・ボスなどフランドル派の芸術家たちに大きなインスピレーションを受けていたことを知る。
サルバドール・ダリの諸橋近代美術館所蔵のブロンズ
「描き出しのあるミロのヴィーナス」「炎の女」
そしてミレーの《晩鐘》から着想を得たという「回顧的女性胸像」が展示されていたのもインパクトがあった。
写真撮影は、新館の展示室のみが可能だったので最終章のハイブリッドをキーワードにした作品のみ記録した。
都心でも緑の多いお気に入りの場所。今年は庭園には入れないけど、梅の花も咲きそろっていることだろう。
---------------------------------------------------------
・展覧会概要より
20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスムは芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響力を及ぼしました。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現は、時にシュルレアリスムの理念と重なり合うものであり、モードの世界にもシュルレアリスムに通底するような斬新なアイデアを垣間見ることができます。
Chapter1 有機物への偏愛
Chapter2 歴史に見る奇想のモード
Chapter3 髪へと向かう、狂気の愛
Chapter4 エルザ・スキャパレッリ
Chapter5 鳥と帽子
Chapter6 シュルレアリスムとモード
6-1 分断化された身体
6-2 裁縫とシュルレアリスム
6-3 物言わぬマネキンたち
Chapter7 裏と表 ー発想は覆す
Chapter8 和の奇想
Chapter9 ハイブリットとモード
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo?fbid=4994677953925453&set=a.4989963674396881
それから、 メトロポリタン美術館展~ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールの修復画・17世紀オランダ絵画と内容の濃い展示を見る機会が続いた。
先日は東京都庭園美術館にて開催されている「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」を訪れた。
展覧会案内の表紙写真はヤン・ファーブルの作品
《Hals Pantser》1996-2002年
金沢21世紀美術館での船越桂との二人展や「あいちトリエンナーレ2010」などで来日したこともある、ベルギー出身のヤン・ファーブル。曾祖父であるアンリの「ファーブル昆虫記」に影響を受けていたのはもちろんのことだけど、ヒエロニムス・ボスなどフランドル派の芸術家たちに大きなインスピレーションを受けていたことを知る。
サルバドール・ダリの諸橋近代美術館所蔵のブロンズ
「描き出しのあるミロのヴィーナス」「炎の女」
そしてミレーの《晩鐘》から着想を得たという「回顧的女性胸像」が展示されていたのもインパクトがあった。
写真撮影は、新館の展示室のみが可能だったので最終章のハイブリッドをキーワードにした作品のみ記録した。
都心でも緑の多いお気に入りの場所。今年は庭園には入れないけど、梅の花も咲きそろっていることだろう。
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・展覧会概要より
20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスムは芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響力を及ぼしました。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現は、時にシュルレアリスムの理念と重なり合うものであり、モードの世界にもシュルレアリスムに通底するような斬新なアイデアを垣間見ることができます。
Chapter1 有機物への偏愛
Chapter2 歴史に見る奇想のモード
Chapter3 髪へと向かう、狂気の愛
Chapter4 エルザ・スキャパレッリ
Chapter5 鳥と帽子
Chapter6 シュルレアリスムとモード
6-1 分断化された身体
6-2 裁縫とシュルレアリスム
6-3 物言わぬマネキンたち
Chapter7 裏と表 ー発想は覆す
Chapter8 和の奇想
Chapter9 ハイブリットとモード
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo?fbid=4994677953925453&set=a.4989963674396881
地平線が丸く見える家 ― 2022年01月09日

本年もよろしくお願いいたします。
昨年末に突然のことですが、一昨年に続き新居に移動しました。
東京の拠点で引っ越しをする予定など全くなく、新築中の大磯の家の荷物もまだ移動していない中、家の広さや各所への移動距離や入居予定など全く考えも及ばないくらいのロケーションに出会ってしまったのです。
内覧をすることになったのも偶然で、リニューアルしたての部屋があるという情報をいただき、ライブの撮影に行く経路途中にあったこともあり、ちょっとだけ周りの環境や雰囲気を見るだけのつもりで立ち寄ったのでした。
撮影に行っても、その部屋が忘れられずに帰り際に外出先より申し込みを入れたのも12月半ば…もちろん引っ越しも年末になったのでした。そして、現在も片付けながらの移動中。
旧居のまわりは静かな住宅街でしたが、コロナ禍で自宅で過ごす人や時間も増えたせいか、深夜まで限度を超える人による騒音があったことも確かでしたが、こんなに早く移転するとは自分でもびっくりです。
新居はコンパクトになりましたが、フロアが1階だけのため2階や3階建ての家とは比べ物にならないくらい、よい年になった私には動線がかなり楽になりました。高層階に住むのはあまり好まないので、高台にある建物でエレベーターがなくても階段で移動できる程度の階なのも決め手になりました。
まだまだ写真を撮る余裕はありませんが、方角の例としては房総半島からベイブリッジ~ランドマークタワー、大山から富士山~丹沢~遠く雪をかぶったアルプスまで、裏手までまわると遠くほぼ360度の地平線が見え、もちろん人工的な夜景まで視野にはいってきます。
左手に見える朝日で輝くビル群などよりは、右手の富士山が朝焼けでだんだんくっきりとしてくる様と、冠雪で遠くのアルプスや周りの壮大な山々の陰影が際立ってくるのを見るのが楽しみです。夕日の沈む時間…ほんのわずかなブルーモーメントの瞬間を捉えたり、運がよければ来月にはダイヤモンド富士にも遭遇できるかもしれないとワクワクが止まらない新年早々でした。
昨年末に突然のことですが、一昨年に続き新居に移動しました。
東京の拠点で引っ越しをする予定など全くなく、新築中の大磯の家の荷物もまだ移動していない中、家の広さや各所への移動距離や入居予定など全く考えも及ばないくらいのロケーションに出会ってしまったのです。
内覧をすることになったのも偶然で、リニューアルしたての部屋があるという情報をいただき、ライブの撮影に行く経路途中にあったこともあり、ちょっとだけ周りの環境や雰囲気を見るだけのつもりで立ち寄ったのでした。
撮影に行っても、その部屋が忘れられずに帰り際に外出先より申し込みを入れたのも12月半ば…もちろん引っ越しも年末になったのでした。そして、現在も片付けながらの移動中。
旧居のまわりは静かな住宅街でしたが、コロナ禍で自宅で過ごす人や時間も増えたせいか、深夜まで限度を超える人による騒音があったことも確かでしたが、こんなに早く移転するとは自分でもびっくりです。
新居はコンパクトになりましたが、フロアが1階だけのため2階や3階建ての家とは比べ物にならないくらい、よい年になった私には動線がかなり楽になりました。高層階に住むのはあまり好まないので、高台にある建物でエレベーターがなくても階段で移動できる程度の階なのも決め手になりました。
まだまだ写真を撮る余裕はありませんが、方角の例としては房総半島からベイブリッジ~ランドマークタワー、大山から富士山~丹沢~遠く雪をかぶったアルプスまで、裏手までまわると遠くほぼ360度の地平線が見え、もちろん人工的な夜景まで視野にはいってきます。
左手に見える朝日で輝くビル群などよりは、右手の富士山が朝焼けでだんだんくっきりとしてくる様と、冠雪で遠くのアルプスや周りの壮大な山々の陰影が際立ってくるのを見るのが楽しみです。夕日の沈む時間…ほんのわずかなブルーモーメントの瞬間を捉えたり、運がよければ来月にはダイヤモンド富士にも遭遇できるかもしれないとワクワクが止まらない新年早々でした。
神奈川近代美術館 「フィリア-今道子」 ― 2021年12月04日

神奈川県立美術館の鎌倉別館を訪れた。
今道子氏の日本の美術館での初めての個展が開催されている。
日常にあるものと野菜や魚などの異質な素材が組み合わされたオブジェ、それを自然光で撮影した作品たち。独特の制作方法で生み出された作品は見る人を不思議な気持ちにさせ、その世界に引き込まれるだろう。
メキシコでの、現地の「死者の祭り」になどに自ら参加して撮影したというエピソードはとても興味深いものだった。
フィリアとはギリシャ語で「愛」を意味するそう。
ひと目見て、シュバンクマイエルを思い出した。
---------------------------------------------------------
フィリア-今道子 (作家の言葉)
「本当に見えるものより、レンズや、鏡や、ガラスに映し出されるものが美しく、恐いと思った。
写真はその映像を止めることができる。いずれ、消えて、失っていってしまう体 (植物や、魚や、蛸や、鳥や、虫や、人体や……)を封じ込めてしまう。ユラユラと感じる時間を眺めるのは気持ちがいい。
何か、もの狂いなのかもしれない。」
葉山では、コレクション展 「アンリ・マティスの挿絵本」が開催されている
2021年11月 神奈川近代美術館 鎌倉別館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex
フィリア-今道子 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2021-kon-michiko
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4710591405667444
今道子氏の日本の美術館での初めての個展が開催されている。
日常にあるものと野菜や魚などの異質な素材が組み合わされたオブジェ、それを自然光で撮影した作品たち。独特の制作方法で生み出された作品は見る人を不思議な気持ちにさせ、その世界に引き込まれるだろう。
メキシコでの、現地の「死者の祭り」になどに自ら参加して撮影したというエピソードはとても興味深いものだった。
フィリアとはギリシャ語で「愛」を意味するそう。
ひと目見て、シュバンクマイエルを思い出した。
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フィリア-今道子 (作家の言葉)
「本当に見えるものより、レンズや、鏡や、ガラスに映し出されるものが美しく、恐いと思った。
写真はその映像を止めることができる。いずれ、消えて、失っていってしまう体 (植物や、魚や、蛸や、鳥や、虫や、人体や……)を封じ込めてしまう。ユラユラと感じる時間を眺めるのは気持ちがいい。
何か、もの狂いなのかもしれない。」
葉山では、コレクション展 「アンリ・マティスの挿絵本」が開催されている
2021年11月 神奈川近代美術館 鎌倉別館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex
フィリア-今道子 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2021-kon-michiko
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4710591405667444
車の自動ブレーキに助けられたのか? ― 2021年11月30日

毎日の生活に自動車での移動はかかせないものになっている。
今でも仕事や打合せはタブレットひとつあれば、日本中(海外でも)いつでもどこでも対応できることがほとんどの日々。
けれど現場に行くことも時にはあるので、都内に住んでいても自分のやりたいことも併せてを効率的に実行するためには車は必須である。仕事でクライアント先に打合せに行った帰りに買い物や家族の送迎をして…またそういう日々の合間に旅行に行き、馬に乗り、時には温泉でからだを温めてから帰宅する…などなど。
数年前の自宅の車の入れ替え時に、家族がみな高齢になったこともあり、より頑丈で他の人にできるだけ迷惑をかけないようにということで「衝突回避・被害軽減ブレーキ」搭載車を選択した。
何かあったときに、とっさに対応できるようにという予防策だけど、新たな車に乗り始めた頃は実際にどのように効果があるのかわからずに毎日乗っていた。
ある日、初自動ブレーキを体感してびっくりする。
商店街の道を通り抜けようとして、片側に止まっていた宅急便の車の横を通り過ぎたとき、「ピーピーピー」と音がして、車がグワーッと減速した。初めて聞く音と予期しない車の動きに何が起こったのかと心拍数があがる思いだったことを覚えている。
宅急便の配達の人が運転席にもどってきて、通過する車を確認せずに運転席側の道路に出ようとしたのだ。飛び出したわけでもないのと、こちらも減速していたので何事かと最初はわからずにいたが、「そのまま両者が進むとぶつかるよ」ということだったらしい。急なブレーキでなくても、こちらがわかっていても予測して減速してくれるようだ。
この時から車のセンサーの効き方を少しずつ覚えたが、しばらくはその音にびっくりすることになる。猛暑で伸びすぎて歩道からはみだした雑草の横を通りすぎるだけで警告音がでることにもあった(この時はブレーキはかからない)。
別の日、自宅から住宅街の道を自転車で駅に向かっていた。
横道からタクシーがやってきた。車1台半が通れるくらいの一方通行の道なので、近くまでいかないと車は見えない。その交差する横道の前をゆっくりと通りすぎようとした時、自分のすぐ横でタクシーが急にガックリとするようなおかしな止まり方をした。(通行人もいるのでこちらも減速していた)
自転車でそれをやり過ごしながらバランスをとり、そこを通過することに気が集中していたので、なんでこんなに近いところに止まるんだろうと思ったけど、ぶつからなかったのでちょっと振り返っただけでそのまま行き過ぎたが…。
後でよく考えたら、そこは一時停止しなければいけない交差点で車のブレーキ音も機械的だったのと通行人が何人か見ていたのを思い出して、もしかしてタクシーの運転手が一時停止しないで、自転車にぶつかる直前で自動ブレーキがかかったのかもしれないと思った。何しろ自分との距離は30cmもなかったのだ。
これって、自動ブレーキに助けられたのかも?? と思うと搭載車ではなかったら、運が悪かったら、自分は大けがをしたりこの世にはいなかったかもとゾっとした。
ここのところ、自動車の事故が本当に多い。連日の移動時も、都内で交通量が多いということもあるが1~2件は現場を通り過ぎる。
自分の車は、アクセルを離すだけでブレーキ(減速)がよく効く車でブレーキに足をかけるのも停止するときくらい (参加したことはないが、この車の運転講座もあるようだ)…そのせいか、アクセルを踏み過ぎてすぐにブレーキをかけている人を見ると、「そんなに交通量の多い道を自分が進もうと踏み込まなくても」と危なげに見ている。車の速度の速い都心やカーブや分岐の多い首都高などでは、特に他の車の流れにのれていないとかなり危ない。
最近は自分が注意していても、後ろから衝突されたり、運転ミスで事故に巻き込まれたりするニュースが多くなってきた。運転も他人事ではなく自分も運転歴が数十年にもなるからこそ、より無意識な慣れに要注意だなと思う今日この頃…。
今でも仕事や打合せはタブレットひとつあれば、日本中(海外でも)いつでもどこでも対応できることがほとんどの日々。
けれど現場に行くことも時にはあるので、都内に住んでいても自分のやりたいことも併せてを効率的に実行するためには車は必須である。仕事でクライアント先に打合せに行った帰りに買い物や家族の送迎をして…またそういう日々の合間に旅行に行き、馬に乗り、時には温泉でからだを温めてから帰宅する…などなど。
数年前の自宅の車の入れ替え時に、家族がみな高齢になったこともあり、より頑丈で他の人にできるだけ迷惑をかけないようにということで「衝突回避・被害軽減ブレーキ」搭載車を選択した。
何かあったときに、とっさに対応できるようにという予防策だけど、新たな車に乗り始めた頃は実際にどのように効果があるのかわからずに毎日乗っていた。
ある日、初自動ブレーキを体感してびっくりする。
商店街の道を通り抜けようとして、片側に止まっていた宅急便の車の横を通り過ぎたとき、「ピーピーピー」と音がして、車がグワーッと減速した。初めて聞く音と予期しない車の動きに何が起こったのかと心拍数があがる思いだったことを覚えている。
宅急便の配達の人が運転席にもどってきて、通過する車を確認せずに運転席側の道路に出ようとしたのだ。飛び出したわけでもないのと、こちらも減速していたので何事かと最初はわからずにいたが、「そのまま両者が進むとぶつかるよ」ということだったらしい。急なブレーキでなくても、こちらがわかっていても予測して減速してくれるようだ。
この時から車のセンサーの効き方を少しずつ覚えたが、しばらくはその音にびっくりすることになる。猛暑で伸びすぎて歩道からはみだした雑草の横を通りすぎるだけで警告音がでることにもあった(この時はブレーキはかからない)。
別の日、自宅から住宅街の道を自転車で駅に向かっていた。
横道からタクシーがやってきた。車1台半が通れるくらいの一方通行の道なので、近くまでいかないと車は見えない。その交差する横道の前をゆっくりと通りすぎようとした時、自分のすぐ横でタクシーが急にガックリとするようなおかしな止まり方をした。(通行人もいるのでこちらも減速していた)
自転車でそれをやり過ごしながらバランスをとり、そこを通過することに気が集中していたので、なんでこんなに近いところに止まるんだろうと思ったけど、ぶつからなかったのでちょっと振り返っただけでそのまま行き過ぎたが…。
後でよく考えたら、そこは一時停止しなければいけない交差点で車のブレーキ音も機械的だったのと通行人が何人か見ていたのを思い出して、もしかしてタクシーの運転手が一時停止しないで、自転車にぶつかる直前で自動ブレーキがかかったのかもしれないと思った。何しろ自分との距離は30cmもなかったのだ。
これって、自動ブレーキに助けられたのかも?? と思うと搭載車ではなかったら、運が悪かったら、自分は大けがをしたりこの世にはいなかったかもとゾっとした。
ここのところ、自動車の事故が本当に多い。連日の移動時も、都内で交通量が多いということもあるが1~2件は現場を通り過ぎる。
自分の車は、アクセルを離すだけでブレーキ(減速)がよく効く車でブレーキに足をかけるのも停止するときくらい (参加したことはないが、この車の運転講座もあるようだ)…そのせいか、アクセルを踏み過ぎてすぐにブレーキをかけている人を見ると、「そんなに交通量の多い道を自分が進もうと踏み込まなくても」と危なげに見ている。車の速度の速い都心やカーブや分岐の多い首都高などでは、特に他の車の流れにのれていないとかなり危ない。
最近は自分が注意していても、後ろから衝突されたり、運転ミスで事故に巻き込まれたりするニュースが多くなってきた。運転も他人事ではなく自分も運転歴が数十年にもなるからこそ、より無意識な慣れに要注意だなと思う今日この頃…。
千葉市美術館-福田美蘭展 ― 2021年11月23日

南房総への旅の途中、千葉市美術館を訪れた。
福田美蘭氏の作品を観るのは初めてのこと。
それにしても、千葉市美術館のコレクションに多数の江戸時代~の錦絵や浮世絵、北斎や若冲らの作品が揃っていることに驚いた。それらを題材に現代の表現へと変換していく中で、光と影について問いていく過程がとても興味深かった。
「月と行燈の光はちがう」
またそれらによってできる影やその色の違い…なんて繊細な感覚だろう。写真を撮っていると光と影というのはいつも考えさせられるキーワードだ。その影響によってカメラにおさめたものが、ただの記録となるか…佇まいまで表現した一枚になるか…歴史的な作品から考察して作られた各々の作品の密度の濃さに時間をかけてまわった。
その後…秋の青空の下に現れた房総半島から眺める富士山がいつもとは少し違って見えた。
----- 展覧会概要より -----
福田美蘭(1963-)は、東京藝術大学を卒業後、最年少での安井賞や国際展での受賞等、国内外での活躍を通して独自の作風を切り拓き、絵画の新たな可能性に挑戦し続けています。人びとの固定観念を覆し、新たなものの見方や考え方を提案する福田の芸術は、単なる絵画という枠にとどまらず、豊かな発想力によって独自の展開を遂げてきました。
千葉市美術館 福田美蘭展
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/21-10-2-12-19/
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4688251401234778
福田美蘭氏の作品を観るのは初めてのこと。
それにしても、千葉市美術館のコレクションに多数の江戸時代~の錦絵や浮世絵、北斎や若冲らの作品が揃っていることに驚いた。それらを題材に現代の表現へと変換していく中で、光と影について問いていく過程がとても興味深かった。
「月と行燈の光はちがう」
またそれらによってできる影やその色の違い…なんて繊細な感覚だろう。写真を撮っていると光と影というのはいつも考えさせられるキーワードだ。その影響によってカメラにおさめたものが、ただの記録となるか…佇まいまで表現した一枚になるか…歴史的な作品から考察して作られた各々の作品の密度の濃さに時間をかけてまわった。
その後…秋の青空の下に現れた房総半島から眺める富士山がいつもとは少し違って見えた。
----- 展覧会概要より -----
福田美蘭(1963-)は、東京藝術大学を卒業後、最年少での安井賞や国際展での受賞等、国内外での活躍を通して独自の作風を切り拓き、絵画の新たな可能性に挑戦し続けています。人びとの固定観念を覆し、新たなものの見方や考え方を提案する福田の芸術は、単なる絵画という枠にとどまらず、豊かな発想力によって独自の展開を遂げてきました。
千葉市美術館 福田美蘭展
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/21-10-2-12-19/
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4688251401234778
蜷川実花展-虚構と現実の間に ― 2021年11月03日

上野の森美術館で開催されている「蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー」を観に行った。
会場には鮮やかな色彩の花々の写真~様々なオブジェや映像で飾られた蜷川実花の世界が広がっていた。その一角に病に倒れた実父である蜷川幸雄氏を包む日常風景の記録があったのが印象的だった。父が死に向かい命が終わるまでのものがたり…。
父の死が近いことを悟ってからの心象が、抽象的でありながら自分を包む美しい風景のひとこまに重なっているような儚さを感じた。
上野の森には黄色く色づいた葉が広がりつつある。
上野の森美術館 https://www.ueno-mori.org/
蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー https://ninagawa-exh.com/
蜷川実花公式サイト
https://mikaninagawa.com/
写真はFBのアルバムに掲載
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4643362872390298
会場には鮮やかな色彩の花々の写真~様々なオブジェや映像で飾られた蜷川実花の世界が広がっていた。その一角に病に倒れた実父である蜷川幸雄氏を包む日常風景の記録があったのが印象的だった。父が死に向かい命が終わるまでのものがたり…。
父の死が近いことを悟ってからの心象が、抽象的でありながら自分を包む美しい風景のひとこまに重なっているような儚さを感じた。
上野の森には黄色く色づいた葉が広がりつつある。
上野の森美術館 https://www.ueno-mori.org/
蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー https://ninagawa-exh.com/
蜷川実花公式サイト
https://mikaninagawa.com/
写真はFBのアルバムに掲載
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4643362872390298
乗馬-馬の性格もいろいろ ― 2021年11月01日

毎週、通っている倶楽部で騎乗する馬は、練習の内容に合わせて配馬してもらえるのがありがたい。ほぼ毎回決まった馬に乗ることになるのだけど、人と同じでそれぞれの性格が違うのでおもしろい。
S嬢は、オランダ生まれの21歳。貫禄ある馬体で甘えん坊。
障害も飛んでいたことのある大きくボリュームのある馬。
馬体が大きいのに頭を下げるくせがあり、練習では後躯を動かしながら頭を上部に安定させての推進の継続に苦労している。
Jくんは、U.S.A生まれの元気な9歳馬。とても食いしん坊。
元競走馬だったこともあり反応もよく、うまく制御しないとかなり動きが早いので、馬も馬術仕様のゆったりとした駈歩などの練習中。
Pちゃんは、来たばかりのころは馬場に一番先に出て仲間がいないとわかるとヒヒーンと泣いてたビビりの馬。あちらこちらをうかがっては耳を倒してそわそわしていた。それが最近はまわりの様子や仲間たちとの力関係もわかってきたのか、葦毛の馬にちょっかいを出すようになって…内弁慶か…。
先にSに乗ってからJに乗り替わることが多いが、このSという馬がかなり大きな馬体をしている。騎乗するとJの2~3割増しくらいは横幅があり、その背に乗って馬体に内腿をつけての脚での制御は腹筋背筋はもちろんのこと、股関節と骨盤周りの力をかなり使うことになる。そして、頭を下げがちなので手綱にかかる力もとても強いが、綱引きをしないようにハミをとらせて制御しなければならないので気が抜けない。
その後にJに乗り換えると細身なので楽なこと…。まるでSで最初に股関節を思い切り使ってのストレッチをしてからJに乗るようなパターンが定着している。
ある日のこと、私が騎乗する前日にPちゃんが他の馬にちょっかいをだしたらしい。その被害にあった馬に乗ることに…数頭で馬場にいると他の馬が近づいてくるだけで、またやられるとでも思うのか耳を伏せその場で急に止まったり、速歩になったりと…その日は馬を落ち着かせることに始終した。
馬場での騎乗も終わり馬を厩舎に帰すと、なんと休むべき場所がPちゃんの前の馬房なのに気づいた。ゆっくりとできないのではと思っていたら、案の定翌日には他の厩舎に引っ越しとなり、Pちゃんとはしばらく顔を合わせることもないようで少し安心する。
その次の回は今度はPちゃんに乗ることに…少しの扶助の違いでも全く動かなくなることもある馬だけど、他の馬についていきやすいことを利用してタイミングをはかって推進の合図をする。けれど、前の馬に近づきすぎてもちょっかいを出すような仕草を数回したので、いけないということを教える。…といっても、軽く襲うような動きなので自分もバランスを取りながら体勢を整え、だめだと合図すること数回。
馬も仕事とはいえ、人が騎乗する時には少しでもストレスや痛みを与えないようにしないといけない。それにしても人間と同じく馬の世界にもいろいろあるようだ(-_-;)
S嬢は、オランダ生まれの21歳。貫禄ある馬体で甘えん坊。
障害も飛んでいたことのある大きくボリュームのある馬。
馬体が大きいのに頭を下げるくせがあり、練習では後躯を動かしながら頭を上部に安定させての推進の継続に苦労している。
Jくんは、U.S.A生まれの元気な9歳馬。とても食いしん坊。
元競走馬だったこともあり反応もよく、うまく制御しないとかなり動きが早いので、馬も馬術仕様のゆったりとした駈歩などの練習中。
Pちゃんは、来たばかりのころは馬場に一番先に出て仲間がいないとわかるとヒヒーンと泣いてたビビりの馬。あちらこちらをうかがっては耳を倒してそわそわしていた。それが最近はまわりの様子や仲間たちとの力関係もわかってきたのか、葦毛の馬にちょっかいを出すようになって…内弁慶か…。
先にSに乗ってからJに乗り替わることが多いが、このSという馬がかなり大きな馬体をしている。騎乗するとJの2~3割増しくらいは横幅があり、その背に乗って馬体に内腿をつけての脚での制御は腹筋背筋はもちろんのこと、股関節と骨盤周りの力をかなり使うことになる。そして、頭を下げがちなので手綱にかかる力もとても強いが、綱引きをしないようにハミをとらせて制御しなければならないので気が抜けない。
その後にJに乗り換えると細身なので楽なこと…。まるでSで最初に股関節を思い切り使ってのストレッチをしてからJに乗るようなパターンが定着している。
ある日のこと、私が騎乗する前日にPちゃんが他の馬にちょっかいをだしたらしい。その被害にあった馬に乗ることに…数頭で馬場にいると他の馬が近づいてくるだけで、またやられるとでも思うのか耳を伏せその場で急に止まったり、速歩になったりと…その日は馬を落ち着かせることに始終した。
馬場での騎乗も終わり馬を厩舎に帰すと、なんと休むべき場所がPちゃんの前の馬房なのに気づいた。ゆっくりとできないのではと思っていたら、案の定翌日には他の厩舎に引っ越しとなり、Pちゃんとはしばらく顔を合わせることもないようで少し安心する。
その次の回は今度はPちゃんに乗ることに…少しの扶助の違いでも全く動かなくなることもある馬だけど、他の馬についていきやすいことを利用してタイミングをはかって推進の合図をする。けれど、前の馬に近づきすぎてもちょっかいを出すような仕草を数回したので、いけないということを教える。…といっても、軽く襲うような動きなので自分もバランスを取りながら体勢を整え、だめだと合図すること数回。
馬も仕事とはいえ、人が騎乗する時には少しでもストレスや痛みを与えないようにしないといけない。それにしても人間と同じく馬の世界にもいろいろあるようだ(-_-;)
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