MOMATコレクション特別編(藤田嗣治・森村泰昌他)2021年08月28日

国立近代美術館へは企画展に訪れることも多いけれど、その上階より各階に続く常設展には、多数の重要な所蔵作品があり定期的に入れ替えられている。今回は特別編を人もまばらな中、ゆったりと収蔵作品を鑑賞した。

今回は「特別編 ニッポンの名作130年」ということで本当に多数の名作がそろっていた。広いスペースなので自分の好みの作家の作品をを中心にゆっくりとまわる。

新収蔵作品には近年注目している森村泰昌氏の「Brothers (A Late Autumn Prayer)」(1991)、赤い原爆雲の背景に銃をもつ人。その横にはこちらもよく作品を観に行った大竹伸朗の「網膜」。偶然にも隣り合わせに展示されていて、しばらくその場で時間が過ぎた。

圧巻だったのが、岸田劉生や横山大観などの重要文化財指定作品の数々と東山魁夷などの複数の作品群。これだけの点数が揃うのは企画展以外ではなかなかないだろう。また贅沢な藤田嗣治の作品群の中には、戦争記録画である「アッツ島玉砕」という大型作品もあった。この時期ならの展示内容であるかと思われる。戦中に活動していた作家がこのような記録画を描いていたことが多々あったことをここ数年で知った。

そして、最上階には適度な距離にベルトイア・チェアがちりばめられ、大きな窓の目前にはお濠端の風景が広がる。「眺めのよい部屋」というこのスペースは特に平日などはゆったりとした時間が流れている。

コロナ禍でも美術館を訪れることは以前より変わりはないけれど、人数制限や人の流れを考慮したスタッフの方の誘導には感謝するばかり。行列などの混雑や館内で大きな声で話す人もなく、快適に鑑賞できるようになったような気がする。

・MOMATコレクション 特別編 ニッポンの名作130年
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/permanent20210525/

10月には、森村氏がひとりで85人の登場人物を演じ分けて語られる物語「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌M式「海の幸」-森村泰昌 ワタシガタリの神話」が始まる。
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/mshiki/

写真はFBに掲載
https://www.facebook.com/photo?fbid=4428593320533922&set=a.4255772741149315

乗馬-落馬未遂 その42021年07月23日

長いこと乗馬を続けていると、落馬未遂が何度もあるものだ。

今回は馬の扶助に関するトラブル。馬にも知性がある…納得いかないことをされれば、それらしい素振りをするし怒りもする。

初めて馬に乗った時、前に馬を動かすために「脚でお腹をポンと蹴ってみて」と言われることも多いと思う。そのまま脚の合図は蹴るということだと思い込んでいる人はかなりいると思う。私も長いことそう思っていた。自由に馬場での運動ができるようになり、馬術の練習をする前までは馬のお腹をポンと蹴って推進していた。

それが正しく馬をコントロールするための扶助(合図)をマスターすることになったとき…具体的に説明するのは難しいが、例えるなら前進は「バランスボールを内腿ではさんで少しジャンプしながら前に進むような動き」とでもいうのだろうか。とにかく膝から下、特に足首などにはそんなに力を入れ続けない、そしてどっかりと馬の背に座ることもない。内腿で挟んで、頭を上に伸ばす感じ。腹筋に力を入れ、背筋を使って馬の上でバランスをとる。ブレーキも手綱を強く引くのではなく、軽くにぎり体幹と騎座を使ってスピードコントロールをする。そうかといって、自分の動きは馬に随伴するので身体が固くなってもいけないと…。

これをマスターするまでの大変なこと…何が大変かというと長いこと身体に記憶されている動きをこの年で矯正することの難しさ。自分との闘いでもある。

■イケイケ駈歩の男性騎乗者の後ろで (乗馬歴13年ころ)

ある駈歩レッスンの日…馬術のような抑えた感じのゆったりとした乗り方ではなく、とにかく威勢よく駈歩で早く周りたいと思って倶楽部に来る人もたくさんいる。そんな人に限って、よく馬のお腹を蹴る…そして馬に跳ねられる…落馬…というパターンを繰り返している。

調教された練習馬によってその許容量もちがうと思うけど、駈歩が調子よくできる馬にしてみれば、強く蹴られるのは怒られるようなもの。乗っている人はもっと早く進めと脚に力をいれるけど、納得のいかないところで力を入れられれば「何をするんだ」とばかりの行動にでる馬もいる。

またもや私の前を馬なりの駈歩で思い切り走っている男性が、馬に後ろ脚を跳ね上げられ落馬した。いつものパターンに慣れ、こちらも少し距離をとっていたけど、コーナー近くで距離が詰まった時、突然のことに騎乗している馬がびっくりして横っ飛びした。

私が乗っていたのは、誘導場の仕事もしていた華奢な体格の牝馬で背中の面積も狭い。蹄跡とはいえコーナーで横っ飛びされて、いつものようにズルりと片側に滑り、何とかバランスを保とうとしたけど、何しろ背中の踏ん張りどころが狭かった。次に馬が動く前に鐙をはずしてピョコンと飛び降りた。片足での着地で軽く尻もちをつくが、すぐに馬の手綱を取りに行った。(馬が手綱なしに走ったり他の人に迷惑をかけないため)

このあと気づいたのは、倶楽部にきていて駈歩の練習をしているとはいえ、みんな目的や目指しているイメージが違うということ。

広い海辺の海岸線を白い馬で颯爽と走っていく…。
少し前の西部劇のワンシーンのようにワイルドに馬を操る…。
馬場馬術の演技を見て美しい乗り方がしたい…(私はこちら)
何人かで数頭の馬が並んで同じ線上運動をしたい…。

…と乗馬をはじめたきっかけのイメージは人それぞれ…とにかく基礎がいちばん重要になるのはもちろんだけど、違う行動イメージを目指している人たちが広い馬場で一緒に練習しては危ないこともあるのでは??? という疑問でいっぱいだった。

それからしばらくして、この馬で本格的な?初落馬をすることになる…つづく。

馬事公苑と「食と農の博物館」(農大)2021年07月17日

「食と農の博物館」
久しぶりに馬事公苑の近くの「食と農の博物館」を訪れた。
農大世田谷キャンパスのこの施設は、馬事関連の展示も多く、今回は特別展「両極の馬具 ―日本人の馬あしらい」という企画が開催されている。

幼少のころからよく遊んでいた場所でもある馬事公苑、あれから何十年と経った今でもなんだか縁があり、馬の祭典や競技会、家族との散策でも時折ぶらりと訪れる。

「食と農の博物館」はその公苑のすぐ前に2004年にオープンした。「食と農」に関するいろいろな展示だけでなく、場所柄か馬事に関する資料を観る機会もある。

馬事公苑の帰りにいつも立ち寄る小さなバイオリウムには、マダガスカルの動植物が育てられている。たくさんの多肉植物や大きく育ったケヅメリクガメ、キツネザル(レムール)に会いに行くのが楽しみだ。コロナ禍でなければ、野菜類の販売や小さなカフェもにぎわっているところ。

その建物は、建築家の隈研吾氏が設計。
時と共に色合いが美しく変化する自然素材を用いて建てられているそう。

現在、馬事公苑はオリンピックの施設整備工事などで長いこと休苑になっている。桜の時期などは、競技会が行われる中みごとな花吹雪が舞い広がったり、馬の祭典などではスパニッシュホースの演技や流鏑馬が開催され、ばんえい競馬の馬などがお目見えしたりする。

オリンピック閉会後も国際的な競技場として活用されるのだろうけど、
以前のように季節の花々が楽しめ、人々が集える憩いの場として早く再開してくれるといいな~。


食と農の博物館(東京農業大学世田谷キャンパス)
https://www.nodai.ac.jp/campus/facilities/syokutonou/

みたことのない文化財(8K高精細映像)2021年07月17日

東京国立博物館に特別展「聖徳太子と法隆寺」を観に行った。

飛鳥時代の国宝や重要文化財、秘仏本尊などを間近に見られる機会はなかなかない。人の手による木像や繊細な彫刻を見ることが好きなので展示の機会があるたびに訪れるが、会場には長い時間手を合わせている方もいたりして、仏像などを見る人には様々な思いや目的があることがよくわかる。

博物館では「秘仏 救世観音」の高精細な映像が公開されていた。文化財の高精細なデータの活用は、修復への大きな足掛かりになるだけでなく、展示の際の保護にも大きな役割を果たすようになってきていることを知る。映像の見せ方によって、まるで本物が目の前にあるように見え、保護のための照明の照度などを気にすることなく細部にまで光があたり、さらに拡大して回転し後方部までよくわかる。

先日、鳥獣戯画の高精細映像をスクリーンで初めて見た。
何メートルもある長い巻物も、スクロールした画面を座りながらみられるなんて。質感は実物ではないにしろ、撮影技術が発達しているので、視力が衰えてきた眼にはとてもよい鑑賞方法かもしれないなんて思った。

数十年前(-_-;)に自分がアナログ資料のデジタルデータ化の仕事に関わっていたことも忘れ、文化財は「やはりスクリーンとかではなく、本物をこの眼で見るのがいいのでは?」と長いこと思い込んでいたのかもしれないが、これを機会に見る目が大きく変わった。


東京国立博物館 https://www.tnm.jp/
聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/horyuji2021/

「秘仏 救世観音」7月20日(火)放送予定
みたことのない文化財 https://www.nhk.jp/p/ts/6L496K3Z7R/

六本木ヒルズ展望室にバットマンが…2021年07月10日

バットモービル「タンブラー」の実物大レプリカ
森美術館に「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」を観に行った。帰りがけに六本木ヒルズ52Fの東京シティービューに立ち寄ると、室内展望室に入ったとたん、高層階から眺める東京の景色の前にバットモービル「タンブラー」の実物大レプリカが鎮座していた。後方には東京タワーと首都高速や高層ビル群など、ありえないような異次元の景色に見えた。

展示室には、バットマン(マイケル・キートン)、ジョーカー(ジャック・ニコルソン)、「バットマン リターンズ」のペンギン、スーパーマンの空撮小道具やワンダーウーマンの撮影資料が並んでいた。実際に使われた衣装などだそう。

ヒーローものにはあまり興味はなかったけど、蝋人形館を見るような感覚でまわると結構面白かった。

----- 開催あいさつより -----
本展では、貴重な初期のコミックや設定資料、映画の衣装や小道具など約400点以上を一挙に展示。「スーパーヒーロー」と「スーパーヴィラン」をはじめとした魅力的なDCのキャラクターたちと、その舞台となる物語を作り続けるDCの80年以上の歴史とその魅力に迫ります。

東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52F)
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/anotherenergy/index.html
「DC展 スーパーヒーローの誕生」 https://artofdc.jp/

写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/media/set/?vanity=harumi.maezawa.1&set=a.4255772741149315

乗馬-落馬未遂 その32021年07月10日

長いこと乗馬を続けていると、落馬未遂が何度もあるものだ。

乗馬倶楽部のレッスンは、部班という数名が数頭の馬で同じコースを指導員の声掛けのもとまわる形式が多い。

長年騎乗していて、ある程度馬のコントロールができるようになると、広い馬場を一人で騎乗してもよいという許可がでて、自由に練習することができるようになった。

それでも数回に一度は、部班に入り自分の練習が独りよがりにならないように確認する。そんな部班のレッスン中のひとこま…レッスンの途中で走って厩舎に帰ってしまった馬がいた。

■立って跳ねて厩舎に走って帰る馬を見て踵を返す。(乗馬歴13年ころ)

経路が回れるくらい広めの馬場にて数名で駈歩のレッスン中、私の前を走っていた馬がなんらかの理由で立ち上がった。

隅角(コーナー)手前で減速するところタイミングを逃したのか、騎乗している人の手綱を持つ手が強くなったのか、馬はそのまま二本足で立ったまま真上にジャンプして、乗っていた人がみごとに落馬した。というか落とされた。あっという間のできごと。

馬が二本足で上にジャンプする場面なんて初めて見た。
そのあと人は落馬してしまったけど、今度は後ろ脚を蹴り上げた後さらに跳ねてからスタコラと厩舎に走って帰ってしまったのだ。

そして、その時それを見ていたのが、後ろにいた私が乗った馬。
急なことにびっくりし、同時に馬がクルリと踵を返した。
まさに「踵を返す」という言葉がぴったりの場面だった。

その背の上で、急に回られた私は減速はできていたけど身体半分が遠心力で左側に落ちかけていた。とはいえ、足はまだ鐙の上に…鐙に力を入れて馬の首につかまりながら、背を中心に反対側になんとか乗りなおすことができた。

その時、指導員からの「よく耐えました~」の声が…笑えない(-_-;)
減速できていなかったら、遠心力で確実に落ちていたな~。

それから「ジャンプからの落馬って、痛いよね~」などと思っていたら、騎乗していた人は馬を連れ戻し、他の馬場で乗りなおしていたのにはびっくりした。そのまま帰してしまうと、馬に人を落としていいと教えるようなものらしい。それにしても、騎乗している人の脚の合図や座骨のあたり具合、手綱でハミを強く引っ張ったなど、もう乗せてられないくらい気に障ったのだろうな~

部班もたまはいいけど、他の人馬の動きを先読みしないといけないし、馬に不快感を与えない乗り方をしないとな~と改めて悟った日…つづく。

(乗馬年数での記録は、もう騎乗鞍数など数えていないため)

「命を削っても苦にならない…」迫力アート2021年07月10日

「アンダーカバー 2」 フィリダ・バーロウ(1944-)
六本木の森美術館で開催されている「アナザーエナジー展」を訪れた。
世界中から50年以上のキャリアをもつ女性アーティストによる作品が約130点展示されている。

その作品の力強さとインパクトに圧倒された。
そして創造性や行動力に垣根はないことを思い知らされる。

----- 森美術館館長 片岡真実氏のコメント -----
本展は「ジェンダーや年齢、ダイバーシティの意識を高く喚起するものでありながら、そうしたアイデンティティからも解放され、個々のアーティストの芸術性、個々人の尊厳に意識が向かうような展覧会を目指した」

森美術館 https://www.mori.art.museum/jp/
アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人
https://www.mori.art.museum/.../anotherenergy/index.html

写真はFBのアルバムに
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乗馬-落馬未遂 その22021年07月09日

大きな木々に囲まれた馬場に毎週訪れる。
たくさんの野鳥が飛び交い、いろいろな鳴き声がいつも響き渡っている。ウグイスにシジュウカラ、セキレイやヒヨドリ、仲間を呼ぶ声や警戒する声、時には求愛もあるのかも、かなり騒がしい。大空を優雅に飛んでいるシラサギを見つけた時などは、普段中々見られない風景が気になり、馬の背に揺られながらも空を見上げてしまうこともある。

■馬が立ちあがった! (乗馬歴9年ころ)

輪乗りにて数名で丸馬場で駈歩レッスンだった日。
ゆったりとした駈歩で少しよいテンポになったところ、同時に前の馬が急に減速してしまったことに気づかなかったパターン。車でいうと渋滞中の流れの合わない人にそのまま追突しそうになるような…。

脚での減速が間に合わず、思わず手綱の引きが強くなってしまった。急なハミへの力に馬はびっくりしているのに、バランスを崩しかけ馬につかまる格好になった。そして手綱を緩めなかったため、前脚があがり後ろ脚で馬が立ち上がるかたちに…そしてそのまま滑るように、首につかまりズルズルとなったところで飛び降りた。馬が倒れなくて本当によかった、お馬さん、ごめんなさい(-_-;)

その後は当たり前のことなんだけど、手綱に力をいれると馬のハミに連動していることを改めて常に意識するようになった。早めの全体の動きの予測も遅れないようにしないと…。

それからしばらくして、同じような状況で他の人が落馬した際、すぐ後ろを走っていたこちらも、もらい落馬未遂になることも…。

乗馬-落馬未遂 その12021年07月08日

毎週、緑の多い自然の中で馬に乗るのだけど、相手が生き物ゆえ予想もしないできごともたくさんある…たぶん馬のほうもそう思っているかもしれないけど。もちろん落馬未遂も何度あったことか。

草食動物でもある馬は、身を守ることを考えながら行動しているため、とても警戒心が強く臆病なところがあるというが…。


■砂浴びは今じゃないでしょ!! (乗馬歴8年ころ)

落馬ともいえない初めての馬からの落下は、雨上がりの翌日の騎乗時。常歩で身体をほぐしていると、馬がどこか痒くなったのか、まったりとしてしまったのか、急に砂浴びを始めようと馬場の真ん中で、私を乗せたまま転がろうとしたのだ。

馬が前足を曲げたとたんに「もしかして、このまま砂浴びする気?」と嫌な予感が…下敷きになっては大変と鐙から足をはずして馬が倒れるのとは反対に足を下ろし思い切り回転レシーブのように転がり遠ざかった。それから急いで向きを確認し、手綱を取りに行く。

馬の高さも半分ほどになっていたので飛び降りる形になったが、転がろうとする馬から離れるためこちらも転がったら…案の定、馬は背中を砂の上でスリスリしていた。転がる馬に、「それ今やるの?」と大笑い。
体重500kg前後もある馬に足の上にでも乗られたらと思うと、間に合ってよかった~足の指を踏まれただけで骨折することもあるので。

私にも緊張感がなかったのかな~(-_-;)
思いもよらない落馬未遂はまだまだある…。

熱海 伊豆山の景色が崩壊2021年07月04日

集中豪雨で熱海の伊豆山地域の住宅街が土石流に流された。

その映像に見覚えがあり驚いた、伊豆山は家族が長期滞在することも多い温泉地。自分たちも伊豆山神社の近くに毎月のように訪れていたこともあり、濁流が流れた場所は熱海駅方面に買い物や食事に行くときにいつも通っていた道。黄色い角の建物は、すこし前まで農協の金融機関があったところ。すぐ横の駐車場のあったところまで流されていた。その上の道は美術館を通り姫の沢公園や峠を越えて箱根方面に向かう道に続いている。

多数の家や人たちが土砂に埋まる、あっという間の瞬間の映像に心が凍る思いがした。まだ行方が知れない人たちの捜索も、雨の中の手作業での作業が連日続いている。不安定な気候と足元の悪い土砂の中、捜索されている方には感謝するばかり。関係者のみなさまの心身の疲労もはかり知れないだろう。

地形が崩れていて、あの地域の復旧はどうなるのだろうと思う。人災の可能性もあるようで調査も入っているけれど、住民のみなさんが普段の生活に戻れるにはかなりの時間がかかりそうだ。心より平穏な日々が戻るように祈りたい。