石岡瑛子の大規模回顧展2021年01月12日

2020年12月10日 東京都現代美術館 石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか
2020年に東京都現代美術館(MOT)にて開催されていた石岡瑛子の大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/

「ドラキュラ」の衣装でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したときは、素晴らしい仕事をする日本の女性がいるのだなと感じたものだけど、その後月日が過ぎ…いつのまにか手元にあるのは「落下の王国」「ザ・セル」

映画はストーリーや監督、配役などに目が行きがちだけど、両作品とも彼女の衣装デザインだとは知らないで入手していた。自分でDVDを手元に置くなど滅多にないのだけど、その中のふたつの衣装を手掛けたのが彼女だったとは…その映像美の一部となるものが心の琴線に触れていたのだろう。(どちらもターセム・シン監督)

受賞した作品の衣装他、1960〜70年代のポスターなど、広告での作品も多数展示があり、興味深くゆったりと会場をまわった。

遺作となった映画「白雪姫と鏡の女王」会場内で別な視点から観ることができ、それらも含めて改めて素晴らしい作品の数々が残されたものだと感慨深い時間だった。

帰宅後、何度も「落下の王国」のシーンを眺める…世界中の世界遺産となっている場所での撮影もあるが、やはりどこを切り取っても美しい…。

東京都現代美術館ではこの夏、横尾忠則の大規模な個展が予定されている。

記録をFBのアルバムにアップした。写真撮影はできないので資料だけ…。