ピカソセラミックの世界2021年01月22日

箱根 彫刻の森 ピカソ館
2020年12月、南青山の住宅街に新たにオープンしたヨックモックミュージアムにてピカソの陶器を久ぶりに観た。なぜお菓子のヨックモックが…と思ったら、ヨックモックグループとして30年以上かけて500点以上が収集されたそう。

箱根で初めてピカソの陶器に出会ったのは、ずいぶんと前のこと。
それからしばらく月日は過ぎ、2019年の開館50周年記念事業 「ピカソ館リニューアルオープン」で再会した。(写真はきれいになった箱根のピカソ館)
https://www.hakone-oam.or.jp/

箱根の彫刻の森美術館が所蔵するピカソコレクションの数は300点以上。そして、他であまり見ることはできない、ピカソの娘から譲られた陶器が多数存在することに驚いた。ピカソが陶器の制作を始めたのは晩年(65歳くらい)からのことだそう。

お皿に描かれた顔、独特の突起のある形の壷…それらのピカソ・エディションが南青山の新たな場所に集結していた。その制作風景の貴重な動画も見ることができる。

独特な彩色の陶器は、自然光の下では色彩がとても鮮やかに見えるという。2階の開放的なスペースには、壁一面に展示された陶器の片隅にピカソが愛用していた椅子も展示されていた。

開館記念 『ピカソ:コート・ダジュールの生活』展
知られざるピカソセラミックの世界
https://yokumokumuseum.com/

緊急事態宣言で臨時休館となっていましたが、1月13日(水)より開館時間を11時~16時に変更してオープン。

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大切なことは見つけることであって、
探すことではない。
芸術家とは見つける人だ。
芸術にあっては、意図は何の価値もなく、
スペインの諺(ことわざ)の
「愛は議論ではなく事実で試される」
のように、大事なのは行動である。

─── ピカソ