紫陽花の小径を散策 ― 2021年06月20日

武蔵野美術大学の美術館アトリウムで開催されている「膠を旅する--表現をつなぐ文化の源流」ほかの企画展示を観に行った。梅雨空の下、帰りにたくさんの紫陽花が咲く散策路にちょっと寄り道。
紫陽花がこんなにも群生しているとは知らずに訪れてびっくり。
色とりどりの花が梅雨空の下で咲きほこり、緑の木々も生き生きとしていた。自然の色は美しいと改めて視線を遠くになげる。
日々、ディスプレイの前で酷使している眼のためにも、こんな時間はとても大切だと思う。
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.4196315990428324&type=3
紫陽花がこんなにも群生しているとは知らずに訪れてびっくり。
色とりどりの花が梅雨空の下で咲きほこり、緑の木々も生き生きとしていた。自然の色は美しいと改めて視線を遠くになげる。
日々、ディスプレイの前で酷使している眼のためにも、こんな時間はとても大切だと思う。
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.4196315990428324&type=3
新馬に乗り、横っ跳びされる ― 2021年06月20日

馬と触れ合うたびに、いつも「馬は背に乗る人の感情を敏感に察知するのだな~」と感じる。臆病な草食動物である馬、自分の背の上で今日は人がどんな思いで動いているのかなと敏感に感じているようだ。
ある時、倶楽部に新馬がやってきた。
レッスンのための調教も終わり、初めて乗せてもらった時のこと。柵沿いをゆっくりと周っていたところ、あたりの聞きなれない音にかなり警戒しているのか耳をあちらこちらに動かしていた。野鳥がたくさん飛びかいその声もにぎやかで、時には馬場で水を飲んでいたり、近くを人が通りかかることもある。まだ同じ馬場に他の馬といることにも慣れていない…片隅には自分の姿が映る鏡さえある。
何週かゆっくりと速歩で回ったころ…柵の向こうに人が通りかかった。
キャッキャと甲高い声をだして歩いてくる幼稚園児が数人。足並みはゆっくりだったけども、急な聞きなれない声にびっくりしたのか足早になり思わず横っ跳びをした。
(馬の言葉にすると「ひぇー!」という感じかな(笑))
突然だったけど、手綱を強く持つと逃げようとしている馬もびっくりし転倒することもあるので、なんとか手綱を調整しながら自分のバランスを取って脚で減速するように落ち着かせ落馬は回避した。
それから大丈夫だというように同じ場所にわざと連れて行き、何もなかったようにゆっくりと速歩を続ける。いくつかのトラブル回避パターンがあるけど、いつも同じに行くとは限らないのが動物相手なところで、場合によっては瞬間的な判断が遅れヒヤッとすることもある。
ある日これと同じ場面が、前を行く別の人が騎乗しているときに起こった。馬は木々の音に驚いただけなので足早になり、落馬こそしなかったけど乗っている人自身がひどく怖がっているのがわかった。それから馬に乗ったまま馬場の中央で止まってしまった。
たぶん「また次に同じことが起こるんじゃないかな」という不安からか…。
後ろにいて「馬を落ち着かせて、何もなかったように歩けばよいのにな~」などと思っていると「馬がずっと前の林の中を見ている」と言いながら眺めている。そんな人の何気ない様子は、馬にどんなに不安を与えているだろう…前を行く馬も戸惑っているのがわかった、リーダーとして自分が信用できない人のいうことなどきくことはなく馬の脚も重くなる。
この倶楽部のレッスンはクラスごとになっていて、フリーのクラスは自分で課題を決めて広い馬場の中を各々がレッスンできる。フリーとはいえ指導する人が時折要所でアドバイスしてくれることもある理想的な練習方法だ。それゆえに、馬にとっては騎乗者だけが頼れる存在になる。
その後、その馬に乗っていた人は馬から降りてしまった。
レッスン後「どうしたら跳ねなくなるんだろう」などと話していたけど、馬の不安を取り除いてあげるしかないことに早く気付くといいなと思った。乗っている人が不安でいてはどうしようもない。
馬に乗るときには、平常心を保ちながら瞬時の冷静な判断力もかなり必要だと思う。説明するのは難しいけど、馬に何かをさせようと力を入れすぎることなく、馬が気持ちよく動けるように、何気なく背中を押す感じで騎乗できれば…自分が自信なく乗ったり、それでいて鞭を意味もなく使うなどは論外だ。
これも言うのは簡単なんだけど、騎乗しているときはかなりのマルチタスクで、自分の判断や反応が遅くてもトラブルは起こるものだ。何事も力をいれすぎたり、自分が先走ったり…うまくいかないのは普段の人の生活でも同じこと。
トラブルといえば、長いこと馬に騎乗していてみごとに「落ちた~」というのが一度だけある。それでも落馬未遂は何度もあるので、今度思い出してみよう。
ある時、倶楽部に新馬がやってきた。
レッスンのための調教も終わり、初めて乗せてもらった時のこと。柵沿いをゆっくりと周っていたところ、あたりの聞きなれない音にかなり警戒しているのか耳をあちらこちらに動かしていた。野鳥がたくさん飛びかいその声もにぎやかで、時には馬場で水を飲んでいたり、近くを人が通りかかることもある。まだ同じ馬場に他の馬といることにも慣れていない…片隅には自分の姿が映る鏡さえある。
何週かゆっくりと速歩で回ったころ…柵の向こうに人が通りかかった。
キャッキャと甲高い声をだして歩いてくる幼稚園児が数人。足並みはゆっくりだったけども、急な聞きなれない声にびっくりしたのか足早になり思わず横っ跳びをした。
(馬の言葉にすると「ひぇー!」という感じかな(笑))
突然だったけど、手綱を強く持つと逃げようとしている馬もびっくりし転倒することもあるので、なんとか手綱を調整しながら自分のバランスを取って脚で減速するように落ち着かせ落馬は回避した。
それから大丈夫だというように同じ場所にわざと連れて行き、何もなかったようにゆっくりと速歩を続ける。いくつかのトラブル回避パターンがあるけど、いつも同じに行くとは限らないのが動物相手なところで、場合によっては瞬間的な判断が遅れヒヤッとすることもある。
ある日これと同じ場面が、前を行く別の人が騎乗しているときに起こった。馬は木々の音に驚いただけなので足早になり、落馬こそしなかったけど乗っている人自身がひどく怖がっているのがわかった。それから馬に乗ったまま馬場の中央で止まってしまった。
たぶん「また次に同じことが起こるんじゃないかな」という不安からか…。
後ろにいて「馬を落ち着かせて、何もなかったように歩けばよいのにな~」などと思っていると「馬がずっと前の林の中を見ている」と言いながら眺めている。そんな人の何気ない様子は、馬にどんなに不安を与えているだろう…前を行く馬も戸惑っているのがわかった、リーダーとして自分が信用できない人のいうことなどきくことはなく馬の脚も重くなる。
この倶楽部のレッスンはクラスごとになっていて、フリーのクラスは自分で課題を決めて広い馬場の中を各々がレッスンできる。フリーとはいえ指導する人が時折要所でアドバイスしてくれることもある理想的な練習方法だ。それゆえに、馬にとっては騎乗者だけが頼れる存在になる。
その後、その馬に乗っていた人は馬から降りてしまった。
レッスン後「どうしたら跳ねなくなるんだろう」などと話していたけど、馬の不安を取り除いてあげるしかないことに早く気付くといいなと思った。乗っている人が不安でいてはどうしようもない。
馬に乗るときには、平常心を保ちながら瞬時の冷静な判断力もかなり必要だと思う。説明するのは難しいけど、馬に何かをさせようと力を入れすぎることなく、馬が気持ちよく動けるように、何気なく背中を押す感じで騎乗できれば…自分が自信なく乗ったり、それでいて鞭を意味もなく使うなどは論外だ。
これも言うのは簡単なんだけど、騎乗しているときはかなりのマルチタスクで、自分の判断や反応が遅くてもトラブルは起こるものだ。何事も力をいれすぎたり、自分が先走ったり…うまくいかないのは普段の人の生活でも同じこと。
トラブルといえば、長いこと馬に騎乗していてみごとに「落ちた~」というのが一度だけある。それでも落馬未遂は何度もあるので、今度思い出してみよう。
最近のコメント