神奈川近代美術館 「フィリア-今道子」2021年12月04日

神奈川県立美術館の鎌倉別館を訪れた。

今道子氏の日本の美術館での初めての個展が開催されている。

日常にあるものと野菜や魚などの異質な素材が組み合わされたオブジェ、それを自然光で撮影した作品たち。独特の制作方法で生み出された作品は見る人を不思議な気持ちにさせ、その世界に引き込まれるだろう。

メキシコでの、現地の「死者の祭り」になどに自ら参加して撮影したというエピソードはとても興味深いものだった。

フィリアとはギリシャ語で「愛」を意味するそう。

ひと目見て、シュバンクマイエルを思い出した。
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フィリア-今道子 (作家の言葉) 

「本当に見えるものより、レンズや、鏡や、ガラスに映し出されるものが美しく、恐いと思った。

写真はその映像を止めることができる。いずれ、消えて、失っていってしまう体 (植物や、魚や、蛸や、鳥や、虫や、人体や……)を封じ込めてしまう。ユラユラと感じる時間を眺めるのは気持ちがいい。

何か、もの狂いなのかもしれない。」

葉山では、コレクション展 「アンリ・マティスの挿絵本」が開催されている

2021年11月 神奈川近代美術館 鎌倉別館 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/annex

フィリア-今道子 http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2021-kon-michiko

写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/harumi.maezawa.1/posts/4710591405667444