文房堂&ボヘミアンズギルドにて大西茅布 個展 ― 2021年09月01日
今月初旬まででしたが、第24回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)の大賞を最年少で受賞した大西茅布氏の個展が開催されていた。
会場の神保町にある文房堂は、来春で閉店して建て替えが決まった三省堂書店のすぐ裏手、神田すずらん通りにある。今年の2月に川崎の岡本太郎美術館にて開催されていたTARO賞展で初めて観た受賞作「レクイコロス」のインパクトがあまりにも衝撃的で、九段下での所用の前に短い会期の中会場を訪れることができた。
当日は取材なのかご本人がいらっしゃっていて、会場での撮影に遭遇する中、ひっそりと鑑賞させていただいた。
TARO賞での受賞作「レクイコロス」
このタイトルは「レクイエム」に「コロナウイルス」をかけあわせた造語だそう。「コロナの悲惨さのみならず、なにか運命的なものに殺された人々の、怨嗟を合唱するためにつくった作品」だという。
作家がそれまで見てきた世界や触れてきた感覚が投影されていると思われる作品群。目を見張るほどの表現とエネルギー、これからの展開に注目していきたい。
文房堂&ボヘミアンズギルド
http://www.bumpodo.co.jp/gallery/exhibition.html
第24回 岡本太郎現代芸術賞(岡本太郎記念館)
https://taro-okamoto.or.jp/taro-award/24th/artworks?fbclid=IwAR3qaYkhv64EqEdwg95HEOFAKIOtYgzEh0UkCnnBNLOim4kW-JNM7ka3Ebw
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo?fbid=4451076321618955&set=a.4255772741149315
会場の神保町にある文房堂は、来春で閉店して建て替えが決まった三省堂書店のすぐ裏手、神田すずらん通りにある。今年の2月に川崎の岡本太郎美術館にて開催されていたTARO賞展で初めて観た受賞作「レクイコロス」のインパクトがあまりにも衝撃的で、九段下での所用の前に短い会期の中会場を訪れることができた。
当日は取材なのかご本人がいらっしゃっていて、会場での撮影に遭遇する中、ひっそりと鑑賞させていただいた。
TARO賞での受賞作「レクイコロス」
このタイトルは「レクイエム」に「コロナウイルス」をかけあわせた造語だそう。「コロナの悲惨さのみならず、なにか運命的なものに殺された人々の、怨嗟を合唱するためにつくった作品」だという。
作家がそれまで見てきた世界や触れてきた感覚が投影されていると思われる作品群。目を見張るほどの表現とエネルギー、これからの展開に注目していきたい。
文房堂&ボヘミアンズギルド
http://www.bumpodo.co.jp/gallery/exhibition.html
第24回 岡本太郎現代芸術賞(岡本太郎記念館)
https://taro-okamoto.or.jp/taro-award/24th/artworks?fbclid=IwAR3qaYkhv64EqEdwg95HEOFAKIOtYgzEh0UkCnnBNLOim4kW-JNM7ka3Ebw
写真はFBのアルバムに
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乗馬-初落馬で衝撃をうける ― 2021年09月10日
乗馬につきものと言われる落馬だけど、未遂が何度もあることを書いてきた。
そして1年前のある日乗馬歴15年目にて、ついに唐突に衝撃のある初落馬をしてしまった。
馬術の練習をする馬場のあるクラブ、十数年の間に家族の都合や気象の変化で何度か場所を変わってきた。昨年は新たなクラブに移籍。そこは、馬場が広いこともあり会員数も多く部班がメインのレッスンとなっていた。2~3カ月通ってからは、こちらの技量も確認されフリーでの騎乗が認められ、広い馬場で一人で自由に練習を続けることができた。(部班とは、数名で同じ馬場の中をまわる練習のこと)
それでも時々基本姿勢や馬への扶助などを確認するために、フリー練習の合間に部班に参加した時のこと…。
数名での駈歩のレッスン、前の馬との距離は2~3馬身離れて走る。数分の常歩~速歩のあと駈歩に移行するのだけど、駈歩のクラスというだけで全員が馬の速度のコントロールができているわけではない。鞭を使い馬をちょっと脅かすようにスタートする人や馬なりに走られている人もいるわけで、半減却という抑えた推進力を使ってゆっくりとスタートするまで慣れている人は中々いない。
そんな中、数周くらいまわったところの隅角(コーナー)で前の馬が騎乗者の脚の強さに反応したのか、後ろ脚を何度も跳ね上げてきた。そのすぐ後ろにいた私の乗った馬が驚き、勢いよく横に移動してから踵を返して走ろうとしたとたん、遠心力で外側にみごとに落ちてしまった。予測できなかったあっという間の出来事、ブレーキとなる脚や手綱を握る間もなかったと思う。初落馬~前出の線の細いビビりの牝馬に騎乗していて踏ん張りどころがあまりにもなかった。
馬場での練習の時は、障害を飛ぶのでもないためヘルメットは必須だけど、ここ数年ボディプロテクターはつけていなかった。瞬時に少しの受け身を取っていたのか肩から背中にかけて着地したけど、衝撃は胸骨の脇まできていた。起き上がろうとすると前の肋骨の下部に鈍い痛みを感じた、なんとか大きな呼吸はでき胸を少し開いて激痛がないので、ゆっくり立ち上がり馬の手綱を取った。
そして、1分くらいゆっくりと深呼吸し馬に再騎乗し継続した。
馬が走りだす前にその場で落ちたのは運がよかったのかもしれない。
騎乗後は痛みもあまりなかったのでそのまま帰宅した。
それでも、1.5m近くの高さから受けた衝撃で何事もないことはなく、深い呼吸をすると少し胸に違和感が…大きな呼吸や咳をすると肋骨のあたりに少しの痛みを感じる。骨折はしていないだろうけど、ヒビがはいっていたりすると治るのに時間がかかるので、すぐに手元にあったマジックテープのついたバンテージで固定して過ごすことに。
数日してから…頭を打っていなかったのと肩などに打撲もないため、肺呼吸に問題ないか確かめてから馬場での練習を再開した。ここで少し休んで1週間でも何もしないと、馬の上で自分の体幹を安定させる力や脚力などがテキメンに落ちる。筋力がつくよりも落ちるほうが早い年頃なのか…。
その後は、部班にて余裕なく駈歩をしている人の後ろに着くのが気になり、少しトラウマになってしまったようだ。前後に人がいると馬間を気にしなければならないので、部班の時は指導員が順番を一番前か後ろにしてくれるようになった。しばらくしてからも前の馬を気にすることは続き、その日の馬に合わせた練習ができないばかりか、前の馬に目線を合わせるので姿勢が悪くなる。そのため部班でのレッスンはあきらめ、フリー騎乗だけに。
駈歩をするのもいいけど、「ただ走ればよいというものでもないのにな~」と疑問符がたくさん頭に浮かんだ。でもクラブでは楽しんで馬に乗るだけでよく、難しいことなど気にしないでとにかく走るために来ている人もいるのかもしれない。「広い馬場で練習をするレベルなら最低限の基本はマスターしていないと危ないのにな~」と、それぞれ馬に乗る目的が違うことを改めて知った日となった。
それから通う馬場を変え、今はフリーでもきちんと基本をチェックしてくれるところで練習ができる日々…少し落ち着いてきたところだが…ヨーロッパ育ちの馬術の得意な馬体の大きな馬も登場してきたりして…こちらの体力や筋力、からだの柔軟性(特に股関節)を維持するのに四苦八苦する日々が続く…。
そして1年前のある日乗馬歴15年目にて、ついに唐突に衝撃のある初落馬をしてしまった。
馬術の練習をする馬場のあるクラブ、十数年の間に家族の都合や気象の変化で何度か場所を変わってきた。昨年は新たなクラブに移籍。そこは、馬場が広いこともあり会員数も多く部班がメインのレッスンとなっていた。2~3カ月通ってからは、こちらの技量も確認されフリーでの騎乗が認められ、広い馬場で一人で自由に練習を続けることができた。(部班とは、数名で同じ馬場の中をまわる練習のこと)
それでも時々基本姿勢や馬への扶助などを確認するために、フリー練習の合間に部班に参加した時のこと…。
数名での駈歩のレッスン、前の馬との距離は2~3馬身離れて走る。数分の常歩~速歩のあと駈歩に移行するのだけど、駈歩のクラスというだけで全員が馬の速度のコントロールができているわけではない。鞭を使い馬をちょっと脅かすようにスタートする人や馬なりに走られている人もいるわけで、半減却という抑えた推進力を使ってゆっくりとスタートするまで慣れている人は中々いない。
そんな中、数周くらいまわったところの隅角(コーナー)で前の馬が騎乗者の脚の強さに反応したのか、後ろ脚を何度も跳ね上げてきた。そのすぐ後ろにいた私の乗った馬が驚き、勢いよく横に移動してから踵を返して走ろうとしたとたん、遠心力で外側にみごとに落ちてしまった。予測できなかったあっという間の出来事、ブレーキとなる脚や手綱を握る間もなかったと思う。初落馬~前出の線の細いビビりの牝馬に騎乗していて踏ん張りどころがあまりにもなかった。
馬場での練習の時は、障害を飛ぶのでもないためヘルメットは必須だけど、ここ数年ボディプロテクターはつけていなかった。瞬時に少しの受け身を取っていたのか肩から背中にかけて着地したけど、衝撃は胸骨の脇まできていた。起き上がろうとすると前の肋骨の下部に鈍い痛みを感じた、なんとか大きな呼吸はでき胸を少し開いて激痛がないので、ゆっくり立ち上がり馬の手綱を取った。
そして、1分くらいゆっくりと深呼吸し馬に再騎乗し継続した。
馬が走りだす前にその場で落ちたのは運がよかったのかもしれない。
騎乗後は痛みもあまりなかったのでそのまま帰宅した。
それでも、1.5m近くの高さから受けた衝撃で何事もないことはなく、深い呼吸をすると少し胸に違和感が…大きな呼吸や咳をすると肋骨のあたりに少しの痛みを感じる。骨折はしていないだろうけど、ヒビがはいっていたりすると治るのに時間がかかるので、すぐに手元にあったマジックテープのついたバンテージで固定して過ごすことに。
数日してから…頭を打っていなかったのと肩などに打撲もないため、肺呼吸に問題ないか確かめてから馬場での練習を再開した。ここで少し休んで1週間でも何もしないと、馬の上で自分の体幹を安定させる力や脚力などがテキメンに落ちる。筋力がつくよりも落ちるほうが早い年頃なのか…。
その後は、部班にて余裕なく駈歩をしている人の後ろに着くのが気になり、少しトラウマになってしまったようだ。前後に人がいると馬間を気にしなければならないので、部班の時は指導員が順番を一番前か後ろにしてくれるようになった。しばらくしてからも前の馬を気にすることは続き、その日の馬に合わせた練習ができないばかりか、前の馬に目線を合わせるので姿勢が悪くなる。そのため部班でのレッスンはあきらめ、フリー騎乗だけに。
駈歩をするのもいいけど、「ただ走ればよいというものでもないのにな~」と疑問符がたくさん頭に浮かんだ。でもクラブでは楽しんで馬に乗るだけでよく、難しいことなど気にしないでとにかく走るために来ている人もいるのかもしれない。「広い馬場で練習をするレベルなら最低限の基本はマスターしていないと危ないのにな~」と、それぞれ馬に乗る目的が違うことを改めて知った日となった。
それから通う馬場を変え、今はフリーでもきちんと基本をチェックしてくれるところで練習ができる日々…少し落ち着いてきたところだが…ヨーロッパ育ちの馬術の得意な馬体の大きな馬も登場してきたりして…こちらの体力や筋力、からだの柔軟性(特に股関節)を維持するのに四苦八苦する日々が続く…。
東京都写真美術館「イマドキの野生動物」 ― 2021年09月11日
恵比寿の東京都写真美術館に「宮崎学 イマドキの野生動物」他の企画展を訪れた。ここしばらく自然の中に身を置くための旅行に行く機会が減っていたこともあり、自然界の報道写真家といわれる宮崎学氏の展示はかなり興味深いものだった。
野生のニホンカモシカなど自然の中で生きている動物たちの生態を久しぶりに観察する時間となった。定点カメラ(暗視含む)で捉えた映像には、思いもよらないシーンが記録されていたり、街での夜の動物たちの生態などまさにイマドキの動物たちの日常があった。そして、命が土に返っていく様までも映し出していた。
そういえば、ニュースで世田谷にもサルが出没したという…庭のある家も多く、庭木にはたくさんの果実が実っている。都市部でも高齢化が進み、そのまま収穫もしない家もたくさんある。それをみつけた動物たちが集まるのも自然なことだ…別の原因だけど我家の庭にアライグマが来たことも…(泣)
人間が考える山などの自然界にいるものとしてきた動物たちが人里に現れ、新たな共生の形を改めて考える時期にきているのかもしれない。「イマドキ」という言葉に深い意味があるような気がした。
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■写真展解説より
宮崎は動物たちの通り道に自作の赤外線センサー付きのロボットカメラを設置し、撮影困難な野生の姿を撮影した「けもの道」のシリーズなど、哺乳類、猛禽類の撮影において独自の分野を開拓してきました。また、人間の生活空間近くに出没する野生動物や、外来動物の影響など、動物の生態を通して人間社会を浮き上がらせる社会性のあるテーマにも取り組んでいます。
シリーズ最新作となる「新・アニマルアイズ」では、「動物たちの住む森を動物の目線で見る」をコンセプトに、動物たちの痕跡を注意深く読み解き、自作のロボットカメラで人間の目が及ばない世界をみごとに写し出しています。本展覧会は、半世紀近くにわたる宮崎の作家活動の軌跡をたどりながら、黙して語らぬ自然の姿を浮き彫りにしようとするものです。
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東京都写真美術館 https://topmuseum.jp/
「宮崎学 イマドキの野生動物」
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4025.html
野生のニホンカモシカなど自然の中で生きている動物たちの生態を久しぶりに観察する時間となった。定点カメラ(暗視含む)で捉えた映像には、思いもよらないシーンが記録されていたり、街での夜の動物たちの生態などまさにイマドキの動物たちの日常があった。そして、命が土に返っていく様までも映し出していた。
そういえば、ニュースで世田谷にもサルが出没したという…庭のある家も多く、庭木にはたくさんの果実が実っている。都市部でも高齢化が進み、そのまま収穫もしない家もたくさんある。それをみつけた動物たちが集まるのも自然なことだ…別の原因だけど我家の庭にアライグマが来たことも…(泣)
人間が考える山などの自然界にいるものとしてきた動物たちが人里に現れ、新たな共生の形を改めて考える時期にきているのかもしれない。「イマドキ」という言葉に深い意味があるような気がした。
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■写真展解説より
宮崎は動物たちの通り道に自作の赤外線センサー付きのロボットカメラを設置し、撮影困難な野生の姿を撮影した「けもの道」のシリーズなど、哺乳類、猛禽類の撮影において独自の分野を開拓してきました。また、人間の生活空間近くに出没する野生動物や、外来動物の影響など、動物の生態を通して人間社会を浮き上がらせる社会性のあるテーマにも取り組んでいます。
シリーズ最新作となる「新・アニマルアイズ」では、「動物たちの住む森を動物の目線で見る」をコンセプトに、動物たちの痕跡を注意深く読み解き、自作のロボットカメラで人間の目が及ばない世界をみごとに写し出しています。本展覧会は、半世紀近くにわたる宮崎の作家活動の軌跡をたどりながら、黙して語らぬ自然の姿を浮き彫りにしようとするものです。
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東京都写真美術館 https://topmuseum.jp/
「宮崎学 イマドキの野生動物」
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4025.html
岡本太郎美術館-企画展 太郎写真曼陀羅 ― 2021年09月13日
秋の気配に生田緑地を散策する。
岡本太郎美術館では「太郎写真曼陀羅 ―ホンマタカシが選んだ !! 岡本太郎の眼―」が開催されていた。
この美術館に入ると、入口近くからいつもその作品の気迫に圧倒される。
今回は展示室いっぱいに大きな作品と共に太郎の撮影した写真がちりばめられていた。太郎の世界にたっぷりと浸りながら…心がニコニコしている。
美術館前のメタセコイアの並木が色づくのも遠くはない。
川崎市岡本太郎美術館
https://www.taromuseum.jp/
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=4458926910833896&set=pcb.4458943287498925
岡本太郎美術館では「太郎写真曼陀羅 ―ホンマタカシが選んだ !! 岡本太郎の眼―」が開催されていた。
この美術館に入ると、入口近くからいつもその作品の気迫に圧倒される。
今回は展示室いっぱいに大きな作品と共に太郎の撮影した写真がちりばめられていた。太郎の世界にたっぷりと浸りながら…心がニコニコしている。
美術館前のメタセコイアの並木が色づくのも遠くはない。
川崎市岡本太郎美術館
https://www.taromuseum.jp/
写真はFBのアルバムに
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乗馬-馬に乗る前に蹲踞のポーズ ― 2021年09月16日
自分の日常の生活によって身体バランスが崩れていないか…いつも馬に乗る前には身体をほぐしながら確認をする。馬の上で自分のバランスが崩れていると、自分の体幹移動の結果で馬が外にふくらんだり内側に入ってきたりするので、どちらに傾いているかがわかりやすい。(よく馬のせいにしている人もいるけどね…)
お相撲さんが試合前に土俵でとっている蹲踞(そんきょ)というポーズがある、多くの武術や神道にかかわる身体姿勢の基本となっていて、上半身を安定させるための馬上での基本姿勢にも似ている部分がある。体幹バランスが崩れたままポーズをとると、ぐらぐらと身体が安定しないのですぐにわかる。
馬上では、座骨を意識して鞍にまたがり背筋を伸ばし重心は低くする。頭の位置は背骨の延長線上から落とすことなく鐙を踏んでいる足のところまでを常に一直線に保つ。けっしてどっかりと座ったりすることなく。腕の位置も正しく脇にそろえ手綱を持つ際は脇はしめる。そして馬の動きに合わせると、必然的に内腿で馬体を挟み、脹脛で扶助をする形になるのだ。
実際に蹲踞をやってみた人はわかると思うが、腰を落とした状態の両足を開いて、自分の背筋を伸ばすだけでもバランスが崩れていると難しい。ただしゃがんでいるだけではなく、大きな体の力士などはよく上半身を安定させていられるものだと感心する。
頭を背骨のカーブに合わせて真っすぐに乗せるという動作は、前にも後ろにも倒れてはいけないので、必然的に腰ではなく骨盤とお臍の下あたりの丹田を意識し、肩には力を入れずに少し伸びあがるような形になる。そして重心は低くそのままの姿勢を保つ…けっしてお腹を突き出したり、あごを前にだすこともなく…文章にするとこれだけでとても難しく集中力がいるイメージかな~。
また、相撲での四股を踏むようなスクワットでも、股関節をほぐしたり足腰の柔軟性を促すことができる。相撲で四股というと、邪気払いの力があるといわれる動作とか準備運動で足を上げる動作を思い浮かべるが、あらゆる武道や座禅などの準備で用いられることもある体幹トレーニングだろう。
どんなに大きな馬を動かす時でも、手綱や脚だけでの強い力は使わない。動く馬の上で自分の重心を整え、ささえながらコントロールするという動作の継続は、体幹にとってはよいトレーニングになっているのかなと思う。しばらく間が空いた時などは、とにかく股関節が固いと足の付け根が重くなり、このような大きな馬の動きにスムーズに随伴できなくなることを痛感する…。
そして、もうひとつの柔軟性は肩甲骨…こちらについてはまた今度。
馬術に関係なく、日常の中でトレーニングをしたり下半身や体幹を鍛えたい人は、一度蹲踞のポーズで自分のバランスをチェックしてみるのもよいかもしれない。
お相撲さんが試合前に土俵でとっている蹲踞(そんきょ)というポーズがある、多くの武術や神道にかかわる身体姿勢の基本となっていて、上半身を安定させるための馬上での基本姿勢にも似ている部分がある。体幹バランスが崩れたままポーズをとると、ぐらぐらと身体が安定しないのですぐにわかる。
馬上では、座骨を意識して鞍にまたがり背筋を伸ばし重心は低くする。頭の位置は背骨の延長線上から落とすことなく鐙を踏んでいる足のところまでを常に一直線に保つ。けっしてどっかりと座ったりすることなく。腕の位置も正しく脇にそろえ手綱を持つ際は脇はしめる。そして馬の動きに合わせると、必然的に内腿で馬体を挟み、脹脛で扶助をする形になるのだ。
実際に蹲踞をやってみた人はわかると思うが、腰を落とした状態の両足を開いて、自分の背筋を伸ばすだけでもバランスが崩れていると難しい。ただしゃがんでいるだけではなく、大きな体の力士などはよく上半身を安定させていられるものだと感心する。
頭を背骨のカーブに合わせて真っすぐに乗せるという動作は、前にも後ろにも倒れてはいけないので、必然的に腰ではなく骨盤とお臍の下あたりの丹田を意識し、肩には力を入れずに少し伸びあがるような形になる。そして重心は低くそのままの姿勢を保つ…けっしてお腹を突き出したり、あごを前にだすこともなく…文章にするとこれだけでとても難しく集中力がいるイメージかな~。
また、相撲での四股を踏むようなスクワットでも、股関節をほぐしたり足腰の柔軟性を促すことができる。相撲で四股というと、邪気払いの力があるといわれる動作とか準備運動で足を上げる動作を思い浮かべるが、あらゆる武道や座禅などの準備で用いられることもある体幹トレーニングだろう。
どんなに大きな馬を動かす時でも、手綱や脚だけでの強い力は使わない。動く馬の上で自分の重心を整え、ささえながらコントロールするという動作の継続は、体幹にとってはよいトレーニングになっているのかなと思う。しばらく間が空いた時などは、とにかく股関節が固いと足の付け根が重くなり、このような大きな馬の動きにスムーズに随伴できなくなることを痛感する…。
そして、もうひとつの柔軟性は肩甲骨…こちらについてはまた今度。
馬術に関係なく、日常の中でトレーニングをしたり下半身や体幹を鍛えたい人は、一度蹲踞のポーズで自分のバランスをチェックしてみるのもよいかもしれない。
東京藝術大学「みろく -終わりの彼方 弥勒の世界-」 ― 2021年09月18日
上野の東京藝術大学美術館で開催されている「みろく ―終わりの彼方 弥勒の世界―」を観に行った。
アフガニスタンのバーミヤンの磨崖に刻まれた大仏が、戦乱の中で破壊されたことは記憶にある方も多いかと思うけど、そこに刻まれた仏たちの姿や磨崖の在りし日の周辺の様子などが目に浮かぶ人は少ないだろう。
今回の展示では、過去に記録された岩窟の様子などからスーパークローン文化財の技術にて復元された、原寸大のバーミヤンE窟仏龕天井壁画「青の弥勒」や敦煌の莫高窟の弥勒菩薩像、バーミヤン東大仏天井壁画「天翔ける太陽神」を観ることができた。
まるで現地に行って目の前で観ているような感覚になる見事な展示、再現された貴重な文化財を多くの人に観てもらいたいと思う。
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■展覧会概要より
展覧会について
釈迦仏入滅。この暗く沈んだ世界に救世の光をもたらす未来仏・弥勒。東アジアで広く親しまれ、日本に深く浸透した弥勒は誕生の地ガンダーラから時空を超え、交易と仏教伝来の道シルクロードをたどってヒンドゥクシュを抜け、天山を越え、海を渡って遥か東方の日本に至っています。
6世紀、その中継地となったアフガニスタンのバーミヤンの磨崖に、像高55メートルの弥勒の大仏(西大仏)が刻まれ、多くの人々の信仰を集めていました。しかし、あいつぐ戦乱の中で、バーミヤンの仏たちは破壊され、往古の姿を失ってしまいました。
本展では、ガンダーラとアフガニスタンの弥勒菩薩像、スーパークローン文化財の技術をもって原寸大復元したバーミヤンE窟仏龕天井壁画の《青の弥勒》を中心に、スーパークローンの敦煌莫高窟275窟交脚弥勒菩薩像、バーミヤン東大仏天井壁画《天翔ける太陽神》、法隆寺金堂9号壁を一堂に会し、弥勒の道を辿ります。
本展は「東京藝術大学アフガニスタン特別企画展」(2015年)、「素心伝心 —クローン文化財 失われた刻の再生」(2017年)に次ぐ、文部科学省が推し進める「革新的イノベーション創出プログラム」事業の成果発表の場となる展覧会です。
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東京藝術大学大学美術館
https://www.geidai.ac.jp/museum/
みろく ―終わりの彼方 弥勒の世界―
https://www.mirokuten.com/
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=4464161176977136&set=pcb.4464168123643108
アフガニスタンのバーミヤンの磨崖に刻まれた大仏が、戦乱の中で破壊されたことは記憶にある方も多いかと思うけど、そこに刻まれた仏たちの姿や磨崖の在りし日の周辺の様子などが目に浮かぶ人は少ないだろう。
今回の展示では、過去に記録された岩窟の様子などからスーパークローン文化財の技術にて復元された、原寸大のバーミヤンE窟仏龕天井壁画「青の弥勒」や敦煌の莫高窟の弥勒菩薩像、バーミヤン東大仏天井壁画「天翔ける太陽神」を観ることができた。
まるで現地に行って目の前で観ているような感覚になる見事な展示、再現された貴重な文化財を多くの人に観てもらいたいと思う。
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■展覧会概要より
展覧会について
釈迦仏入滅。この暗く沈んだ世界に救世の光をもたらす未来仏・弥勒。東アジアで広く親しまれ、日本に深く浸透した弥勒は誕生の地ガンダーラから時空を超え、交易と仏教伝来の道シルクロードをたどってヒンドゥクシュを抜け、天山を越え、海を渡って遥か東方の日本に至っています。
6世紀、その中継地となったアフガニスタンのバーミヤンの磨崖に、像高55メートルの弥勒の大仏(西大仏)が刻まれ、多くの人々の信仰を集めていました。しかし、あいつぐ戦乱の中で、バーミヤンの仏たちは破壊され、往古の姿を失ってしまいました。
本展では、ガンダーラとアフガニスタンの弥勒菩薩像、スーパークローン文化財の技術をもって原寸大復元したバーミヤンE窟仏龕天井壁画の《青の弥勒》を中心に、スーパークローンの敦煌莫高窟275窟交脚弥勒菩薩像、バーミヤン東大仏天井壁画《天翔ける太陽神》、法隆寺金堂9号壁を一堂に会し、弥勒の道を辿ります。
本展は「東京藝術大学アフガニスタン特別企画展」(2015年)、「素心伝心 —クローン文化財 失われた刻の再生」(2017年)に次ぐ、文部科学省が推し進める「革新的イノベーション創出プログラム」事業の成果発表の場となる展覧会です。
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東京藝術大学大学美術館
https://www.geidai.ac.jp/museum/
みろく ―終わりの彼方 弥勒の世界―
https://www.mirokuten.com/
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=4464161176977136&set=pcb.4464168123643108
府中市美術館 「動物の絵-日本とヨーロッパ」展 ― 2021年09月20日
東京 府中市美術館にて開館20周年記念、「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」展が開催されている。
初日の午前中に会場を訪れた。会場に入って真っ先に目にしたのが伊藤若冲の大きな作品「象と鯨図屏風」~虎、猫、犬、馬などの動物が登場する作品たち。
応挙、国芳、光琳、暁斎、小林一茶、仙厓、宗達、藤田嗣治、徳川家光
ゴーギャン、シャガール、ピカソ、ローランサン、ルドン、ルノワール…。
びっくりするほど多くの作品でまとめられていた。
対象が動物だけあり、それぞれに物語があるところが鑑賞していて興味深い。わかりやすい解説もあり時間をかけて会場をまわった。
よく見かける円山応挙の子犬の絵もかわいいが、尾形光琳「竹虎図」の虎の顔といったら、こんなにも愛嬌がある虎をを見たことはない。
そして「家光の部屋」。そのヘタウマさ加減のなかでこんなに印象に残る作品も不思議でしかたない。「兎図」などはどうしてそうなった?と思わずにはいられないのだが、なんだか可愛いく愛嬌のある絵に目が離せなくなる。歴代の将軍たちは、みんな絵を描いていたというが、その中でも家光の絵を見た家臣たちはどんなコメントをしたのだろうと想像するだけで何だか可笑しくなる。現代でもこんな場面あるあるの状況だろうな~。
晩年のポール・ゴーギャンの木版画「微笑」も数点、彩色してある鳥人戯画などめずらしい模写も展示されていた。モロー、シャガール、ルドンの作品が並んでいるだけでその場を離れられなくなる。鑑賞する人もまだまばらな時間なので、会場をもうひとまわりしてしまった。
今年観た展覧会の中でも、指折りの濃密な企画だと思う。
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■展覧会概要 みどころより
日本は動物絵画の宝庫。
古くから、人々は動物の絵を描いてきました。美しい造形、ふしぎな生態、かわいらしさ……人とはちがう命のあり方に心ひかれ、それを形にしようしてきたのです。中でも、日本は動物の絵の宝庫。かわいい、面白い、美しい……理屈抜きに楽しめる作品が山ほどあります。本展では、西洋の絵とも比べることで、この土壌を育んだ背景や歴史を探ります。
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府中市美術館 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html
開館20周年記念
動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり
http://fam-exhibition.com/doubutsu/
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=4511755928884327&set=pcb.4511758458884074
初日の午前中に会場を訪れた。会場に入って真っ先に目にしたのが伊藤若冲の大きな作品「象と鯨図屏風」~虎、猫、犬、馬などの動物が登場する作品たち。
応挙、国芳、光琳、暁斎、小林一茶、仙厓、宗達、藤田嗣治、徳川家光
ゴーギャン、シャガール、ピカソ、ローランサン、ルドン、ルノワール…。
びっくりするほど多くの作品でまとめられていた。
対象が動物だけあり、それぞれに物語があるところが鑑賞していて興味深い。わかりやすい解説もあり時間をかけて会場をまわった。
よく見かける円山応挙の子犬の絵もかわいいが、尾形光琳「竹虎図」の虎の顔といったら、こんなにも愛嬌がある虎をを見たことはない。
そして「家光の部屋」。そのヘタウマさ加減のなかでこんなに印象に残る作品も不思議でしかたない。「兎図」などはどうしてそうなった?と思わずにはいられないのだが、なんだか可愛いく愛嬌のある絵に目が離せなくなる。歴代の将軍たちは、みんな絵を描いていたというが、その中でも家光の絵を見た家臣たちはどんなコメントをしたのだろうと想像するだけで何だか可笑しくなる。現代でもこんな場面あるあるの状況だろうな~。
晩年のポール・ゴーギャンの木版画「微笑」も数点、彩色してある鳥人戯画などめずらしい模写も展示されていた。モロー、シャガール、ルドンの作品が並んでいるだけでその場を離れられなくなる。鑑賞する人もまだまばらな時間なので、会場をもうひとまわりしてしまった。
今年観た展覧会の中でも、指折りの濃密な企画だと思う。
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■展覧会概要 みどころより
日本は動物絵画の宝庫。
古くから、人々は動物の絵を描いてきました。美しい造形、ふしぎな生態、かわいらしさ……人とはちがう命のあり方に心ひかれ、それを形にしようしてきたのです。中でも、日本は動物の絵の宝庫。かわいい、面白い、美しい……理屈抜きに楽しめる作品が山ほどあります。本展では、西洋の絵とも比べることで、この土壌を育んだ背景や歴史を探ります。
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府中市美術館 https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html
開館20周年記念
動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり
http://fam-exhibition.com/doubutsu/
写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=4511755928884327&set=pcb.4511758458884074
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