パリ・オペラ座展~アーティザン美術館2022年11月11日

パリ・オペラ座~アーティザン美術館
アーティゾン美術館を訪れた。
その建物やエントランス他内部のデザイン、空間の使い方、照明など…すべてが美しい空間になっている。作品の記録ができるのもありがたい。

開催されている「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」は、海外の美術館などの協力からの多数の作品による美術館開館以来初の大規模海外展だそう。

バレエ・リュスが1910年、オペラ座で上演した主演のイダ・ルビンシュタインの肖像。

「火の鳥」「饗宴」「シェエラザード」などの演目の1910年代のバレエ・リュスのポスター。

アルフォンス・ミュシャ「夢(ル・レーブ)」の衣装デザイン

ワーグナーの「ワルキューレ」の衣装

多数の作品によりその歴史的な背景や芸術との繋がりが魅力的に紹介されていた。


-----展覧会みどころより-----

フランス国立図書館音楽部門には、パリ・オペラ座で上演した作品を中心に、フランスのオペラ、バレエ関係の資料が多く収蔵されています。本展はフランス国立図書館の所蔵する約200点をはじめ、オルセー美術館の所蔵するエドガー・ドガ《バレエの授業》など国内外から集結したオペラ座に関連する作品を紹介します。

アーティゾン美術館 https://www.artizon.museum/
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/545
「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/opera/

写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo?fbid=5783842335009007&set=pcb.5783842945008946

大竹伸朗展~東京国立近代美術館2022年11月15日


東京国立近代美術館で開催中の大竹伸朗の回顧展を見に行った。

彼の感性に初めて出会ったのは、1994年発行「カスバの男」というモロッコを旅した日々の記録だった。

色鉛筆や水彩、黒いインクで描かれた街の景色や人の息づかいまで感じられる力強い挿絵のスケッチにひきつけられた。

その場の雰囲気がそのまま伝わってくる。異国の街を感じるままに筆にしたみごとな描写と独特な文章力。

もう数十年も経って、本の色も褪せているのに手元から離せない書籍のひとつになっている。

「カスバの男 モロッコ日記」大竹伸朗


「風の旅人」という雑誌の表紙にもなっていたことがあるのを思い出した。

「風の旅人 (Vol.26(2007))」 表紙・裏表紙 大竹伸朗


それから、大好きな「ON THE ROCKS!」というEGO-WRAPPIN’ のジャケットなども手掛けているとは…。

「ON THE ROCKS!」 EGO-WRAPPIN’


東京国立近代美術館 https://www.momat.go.jp/am/


企画展 大竹伸朗展 https://www.momat.go.jp/am/exhibition/shinro-ohtake/


https://www.ohtakeshinro.com


写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/photo/?fbid=5742255482501026&set=pcb.5742256442500930

乗馬を続けて~16年目に突入2022年11月25日

乗馬クラブにて
馬に乗り始めてから早いもので15年が過ぎた。

馬に乗る目的は人それぞれだけど、競技会で数字を追いかけるよりも馬と調和しながら共に楽しむ道を選んだ。毎回、馬の調子を見ながら今後の目的に合わせて調教しながら一緒に練習する日々…。

写真は、ここ数年騎乗している牝馬S嬢。
クラブ一番鼻っ柱が強い牝馬で、中々人のことをよく見ているんだな。

そしてとてもパワフルな姿をしている。馬体が普通の馬よりひと回りは大きく幅と高さもある。初めて背中に跨った時は、まるで股関節のストレッチをするのかというようで、脚での合図どころではなかったのを思い出す。

最初に馬房の中にいるS嬢に会った時は、窓の外を眺めこちらにはお尻を向けていた。声をかけても目だけでこちらをチラリと見るだけで振り向きもしない。入口近くにある水入れのところをトントンと鳴らし人参のスティックを見せると、ようやくこちらにやってきたが、かなり警戒しているのがわかる。

敵意がないことをわからせてから、ようやく馬装をし馬房から馬場に連れて行こうとしても初対面で信頼関係ができていないせいか中々動いてくれなかった。

そして、馬場に行ってもこの人は何をするんだろうとばかりに重く動かない。馬が動かないのではなく、この馬に適した扶助を私ができなかったせいだ。

馬との関係を築くためには気力や覇気も必要で、こちらに不安や遠慮があるとすぐに見抜かれる。休んだりさぼったりしても大丈夫だと思われてしまうこともあるからだ。そうかといって、鞭などで強い合図を送ろうものならさらに関係が悪くなる。人との付き合いでも同じだと思う、調和をするためには少しずつ距離をつめていくしかないのだ。

それから約2年、今は近くに行くと馬房の入口から鼻先を出してくるほど仲良しになれた。馬場ではもちろん、軽い扶助で動いてくれるまでに。

ここまでが長かった…それでもまだまだこの大きな馬の動きに軽く合わせられるようになるには、腹筋や背筋、骨盤まわりの筋力をもう少し強化しないと手綱をとられてしまう。けっして綱引きにならないように腰を張ってはいるのだけど力足らずで手綱を継続して持ってあげられないこともしばしば。

馬力とはよく言ったもので、馬とではなく自分の筋力や持続力との葛藤は続く…。

大きく力もある馬の後にスマートな馬に乗り替わる時は、Sよりは軽々と乗れるようになる。それでもクラブ一番やんちゃな馬のコントロールに軽いが故に悩まされることになるとは…。