武蔵野芸術大学 美術館アトリウムにて2021年06月19日

武蔵野美術大学 美術館
「オムニスカルプチャーズ——彫刻となる場所」
「膠を旅する——表現をつなぐ文化の源流」が
武蔵野芸術大学の美術館アトリウムにて開催されている。

彫刻といっても、アーティストの使う素材やその手法も多岐にわたる。
そして、この美術館の建物は1967年に建築家の芦原義信が設計し、「ブルータリズムの影響を受けたモダニズム建築」といわれているもので、その空間との関係性による展示の構成も見どころとなっていた。

少し前に松濤美術館で開催されていた舟越桂氏の作品も展示されていた。観覧が予約制になってから、オープンなこのアトリウムでもゆったりと作品のまわりをたどることができた。

「膠を旅する——表現をつなぐ文化の源流」では、日本の伝統的な画材である膠についてその歴史や社会的背景について深く切り込んだ企画になっている。北方民族の魚膠文化についても触れていた。
膠となる大きな素材の現物を初めて見た。動物の命と共に生きてきた人々の英知が凝縮されていることを目の当りにした。様々な資料と共に映像もあり、未知の文化を知るにはとてもわかりやすい構成になっていた。

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■企画解説より
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 「オムニスカルプチャー」は、様々な思考や表現法によって拡張可能な彫刻において、彫刻の全方位性(≒omni)を示す、三沢厚彦による造語です。本展では、「オムニ」という彫刻の一つの概念をめぐって、多様なアーティストの作品が共生、あるいは対峙することによって、彫刻の新たな可能性を浮上させます。
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 武蔵野美術大学共同研究「日本画の伝統素材『膠』に関する調査研究」では、すでに途絶えてしまった膠づくりの歴史的・社会的背景を見つめ直すため、現地調査の旅を重ねてきました。牛や鹿などの骨や皮、魚の鱗や浮き袋などから溶かし出された動物性タンパク質を原料とする膠には、とりわけ皮革素材を製造する際に余る屑皮や残滓が多く利用されています。膠づくりの道筋をたどるとき、そこには皮革産業を中心とした各地の動物資源利用のあり方、さらには動物の生命を糧とする狩猟の風習といった、ひとつの文化の源流が見えてきます。調査では、大阪や兵庫に伝わる皮鞣し技術、軍需により発展した東京や埼玉の皮革製造業、北方民族における魚膠文化など、多岐にわたって取材が行われました。
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武蔵野美術大学 美術館
https://mauml.musabi.ac.jp/
膠を旅する——表現をつなぐ文化の源流
https://www.youtube.com/watch?v=128vWyMogb0&t=194s

写真はFBのアルバムに
https://www.facebook.com/media/set?vanity=harumi.maezawa.1&set=a.3733853206674607

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