ミティラー美術館 自然と共生の世界2021年02月28日

雪深い新潟の里山に、インドの先住民による民族美術作品を多数所蔵する美術館があることを知る。古い小学校の校舎を利用したミティラー美術館は1982年に設立され、その後の中越大震災の被害による休館も経て、2006年「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」にて再オープンされた。(「インド民族アートの世界」展)

そして、今月より東京の「たばこと塩の博物館」にてインドの先住民ワルリー族によるワルリー画やミティラー画、テラコッタなどの作品の一部が展示されるコレクション展が再度開催されている。渋谷の公園通りにあった「たばこと塩の博物館」、墨田区に移転してから初めて訪れた場所はスカイツリーの真下にあった。

インド先住民による作品たち、数千年にわたって伝承されてきた原始的な壁画、そこからできた新たな流れである民話や神話を表現するワルリー画まで多彩な表現力溢れた世界。その中には万物を育む女神や精霊、自然神を崇拝する日々の生活まで垣間見られた。

新潟にある家で過ごす都度、中越に多数あるアート作品の拠点にはたびたび足を運びますがミティラー美術館の存在は知ることなく、この展覧会はとてもよい発見となった。トリエンナーレとは別に個々の場にも目を向けるよい機会となった小春日和。

梅が満開になり、早咲きの桜も開花し暖かい日も時にはあるけど、北風がまだまだ冷たい2月の日々。この時期は屋内の散策を兼ねて美術館や博物館に足を運ぶことも多くなってきた。(運動不足になりそうな人の同伴が多いのだけど)

ミティラー美術館 http://www.mithila-museum.com
たばこと塩の博物館 https://www.tabashio.jp

写真はFB のアルバムに
https://m.facebook.com/harumi.maezawa.1/albums/3733853206674607/

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